「文スト」俺には貴方さえいれば…「男主」「中/原/中/也」

またきっと明日がくる.10 ページ10

　
　
　
「これから会うのは、すげー偉い人だからな。
行動とかには気をつけろよ?
まぁ、俺の横にいりゃ大丈夫だ。」



その後に小さく「多分」と言ったなかはらさんに、俺は少し心配になった…(´`:)
しかし、なかはらさんの言う事だ。
危険はそんなにないんじゃないかな…



と、信じていたい。



コンコン



長い廊下の末に、大きな扉が付けられている…
威圧感に溢れたその扉をノックしたなかはらさん…



「失礼します。」



見たことないぐらいに畏まっていて、俺は驚く
そして、部屋に入ってからも俺は驚いた…



??「え、エリスちゃん!!髪を引っ張らないで…あたたたっ!」



??「もう、リンタロウったら!」



…一言……
………シュールな光景だった。



??「あ、あぁ、中原くん…おはよう。」



??「あら……?その子だれ?」



こっちに気づいた中年男性と、金髪の少女…

金髪少女は中年男性の髪を離して、俺の所にやってくる。



??「貴方名前は!?」



「あっと………俺は…A…です………」



「そうAね!私エリス!」



「よろしくです………」



??「エリスちゃーん、戻っておいでー」



「リンタロウ!!Aから不思議な匂いがするわ!」



え、なんか臭かったのか?
もしかして俺腋臭………



「何だか、金木犀の匂いがするわ!
香水を着けてるの?」



「いや…香水なんか着けたことない…です。」



??「へー、それは芳香体質かもしれないね…
って、エリスちゃーん。流石にもう戻っておいでー。」



「イヤよ!だってAの方がリンタロウよりイいニオいがするもの!」



そう言いながら俺の着ている服を掴んだエリスさん。
すると、リンタロウと呼ばれた中年男性は涙をダダ漏れでこっちを見てきた…

……俺に如何しろと?




　





　





　


　







如何にもできませんけど?

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