検索窓
今日:5 hit、昨日:40 hit、合計:72,840 hit

キューピッド編1 ページ49

銀次くんとの約束の土曜日。


待ち合わせは夕方のはすなのにも関わらず

午前中から比与太の部屋へとやってきた銀次くん。


Aさんは前日から比与太の部屋にお泊まりしていたので

まだまだ夢の中にいた二人は、銀次くんに起こされたかたちとなりました。


銀次「ごめんな、比与太。俺、ひとりでいると吐きそうだったから」


とても今日の告白に緊張している面持ちの銀次くん。

昨夜はあまり眠れていないそうです。


比与太「それにしても早いだろ……。まだ全然時間あるんだから何回か出来たかもし……」バコッ!

「何か言おうとしたか?」

比与太「あ、いえ!なんでもないですっ!」


きちんと着替えをしてから寝室から出てきたAさんに

変なことを口走ろうとして殴られた比与太


「早く服着てこいっ!」

比与太「うぃっす!!」


上は裸に、下はスエットをはいただけの比与太にAさんは強く命令すると

比与太はビシッと敬礼をして寝室に消えました。


銀次「ごめんね?Aちゃん。起こしちゃって」


申し訳なさそうに謝る銀次くんに、Aさんは微笑んで言いました。


「何だか可愛いですね、銀次くんて(笑)」

銀次「可愛い?」

「っふ(笑)ごめんなさい。でも緊張して眠れないとか、ひとりでいると吐きそうだとか

凄く可愛いなって思って。見かけに依らず。」

銀次「見かけに依らずって、あはは(笑)」


あなたのストレートな言い方に、思わず笑ってしまった銀次くん。

そして、その言葉が何か引っ掛かって

銀次くんはあなたに尋ねました。


銀次「ねぇ、Aちゃん?

俺って怖そう?」

「話してるとそうでもないけど、黙ってるとヤ◯ザみたいです。」


またもや、どストレートな言い方に絶句する銀次くん。

しかし、あまりのどストレートさに

逆に清々しささえ覚えました。


銀次「じゃあさ!どうやったらヤ◯ザに見えないだろ??」

「そうですね、まずその髪ですね。金髪に近い茶髪はやめた方が良いと思います。」

銀次「おおっ!そっかぁ!あとは?」

「んー……、あとは眉間のシワ。なにもしてない時眉間に力が入るクセを直した方がいいです。」

銀次「なるほど!あとは!」

「服のセンス。もっとイケメン爽やか系にしたら怖くならないと思いますよ。もう30歳も近いんだし。」

銀次「そうかっ!分かった!Aちゃん!ありがと!」


あなたの言葉が刺さりまくった銀次くんは

急いで比与太の部屋を出ていきました。

・・・2→←・・・4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
125人がお気に入り
設定タグ:アホ妄想 , 比与太 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - alexisさん» スゲー頑張ります(笑) (2020年6月23日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ガンバレ!銀次くん!(≧▽≦) (2020年6月22日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - むーんせーらーさん» あらあら♪私の当初のイメージも同じ方です( *´艸) (2020年6月22日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
むーんせーらー(プロフ) - 私の中のヤーマダは 山田涼介君になりまちた (^-^ゞ (2020年6月11日 23時) (レス) id: 72f9e7a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リゼ@純粋少女さん» あらやだ!嬉しい♪ありがとうございます♪ (2020年6月2日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/  
作成日時:2020年3月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。