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「そうなのかなぁ……」ツンツン、ツンツン
珍しく弱気なAさんに、アンジェリーナさんは母性をくすぐられています。
アンジェリーナ「なんなのっ!?この子はっ!?」
「はぅっ!ウグッ!」
アンジェリーナさんは、ついあなたが可愛く見えて
大きなお胸にあなたの顔を埋めさせ
グリグリと抱き締めました。
「い、息……息出来な……」
アンジェリーナ「もぉぅっ!こんな子を胸で判断するヤツになんて!こっちからお断りよっ!
でも比与太なら大丈夫だって!
逆に経験多いからこそAを選んだのには意味があるんだからっ!
もうっ!ホントに可愛いんだからぁ〜!」
グリグリ……
「うぷ……うぷっ……」
アンジェリーナ「うふふ♪」
窒息しそうな程の苦しさのなかで、アンジェリーナさんの言葉がAさんに届いたようです。
グリグリされながら思ったこと
それは、あなたに出逢って変わった比与太のこれまでのAさんへの言葉や態度に嘘がなかったということ。
ずっとまっすぐにAさんだけを見て
どんなに踏まれても蹴られても諦めなかった比与太。
どんなときも誠実にあなたに愛を送り続けてくれていました。
昨夜もわざわざあなたのマンションに来て出迎えてくれたのも
あなたのお胸の告白に涙を流しながら答えてくれたのも
比与太がAさんをとても大事に思って愛してくれているからなのだと
そう思えました。
「分かった。自信もって愛されるよ、私」
アンジェリーナ「そうそう!女は愛されてなんぼよっ!」
「っふ(笑)そうだね」
女同士の会話のなかで、答えを見いだしたAさん
この先、考えなくても良いことは考えなくて良いや、と
前向きになれた瞬間でした。
・
翌日
部長から頼まれた仕事をせっせとこなしていたAさん。
元々責任感の強いあなたは、最近では部長からの信頼も得て
以前より仕事の量も増えてきていました。
カタカタとパソコンを打ちながら、いくつもの資料を手に
大事なところは記録にとりながら作業をしていました。
「えっと……こういうことか……フムフム」
すると、なにやらAさんの課が騒がしくなり
女子社員がザワザワと落ち着きなくなりました。
それに気づいたアンジェリーナさんは、パソコンから目を離し
課を見渡すと、部長に連れられて山田がやって来たのに気がつきました。
アンジェリーナ「おっ!ヤーマダ!」
「はぁっ?山田がなんだって?」カタカタ……
パソコンにかじりつくAさんはザワザワに目もくれず
ひたすら仕事中。
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裕(プロフ) - alexisさん» スゲー頑張ります(笑) (2020年6月23日 12時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - ガンバレ!銀次くん!(≧▽≦) (2020年6月22日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - むーんせーらーさん» あらあら♪私の当初のイメージも同じ方です( *´艸) (2020年6月22日 13時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
むーんせーらー(プロフ) - 私の中のヤーマダは 山田涼介君になりまちた (^-^ゞ (2020年6月11日 23時) (レス) id: 72f9e7a7c2 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - リゼ@純粋少女さん» あらやだ!嬉しい♪ありがとうございます♪ (2020年6月2日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作者ホームページ:http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時:2020年3月30日 12時