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暖かい朝 ページ4
「食え」
口元に寄せられる温かい粥をただ見つめる。
ただ心配なのは食べて怒られないか、ということと。
「毒」
だけ。
「毒なんぞ入れん、食え」
と、また口に寄せられる。
温かさが冷たさに変わったからか、勿体ないと感じ、頬張った。
少し塩っぱかったものの、腹を満たしてくれたため、匙をもらって、ぱくぱくと食べ進めた。
女性は黙って見ていた。
今までの冷たい日々がゆっくりと溶け、色付き始めた気がした。
春が来たような、そんな感じ。
「おいしい」
微笑めば女性は、目元を柔らかくした。
きっと笑ってくれた。
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いぬお(プロフ) - 露亞さん» あ"り"か"と"ぉ"こ"さ"い"ま"す"伊黒さんほんとしんどいです (2019年12月30日 13時) (レス) id: 5294fb0fb4 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - 最高。伊黒さん尊い… (2019年12月30日 12時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
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