【勘違い】源氏の妹は【刀剣乱舞】 (ページ22)

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第１４話ページ22

翌日。

今日は謎に全員の表情が硬かった。
…というのも、いつも凄い優しい笑顔で挨拶してくれるみなさま()が、今日は一瞬笑みを浮かべてすぐ考え込む、といった様子だったからだ。

………なにかあったのかな？
いや、なにかあったからこんな状況なんだろうけど。

『(…………えっなになになになに((殴 )』

顔を歪めているみんなは、時折ちらっと此方をみてすぐまた考え込んでいる。
僕なにかしちゃった？？
だからこんな気まずい空気なのかな？？？えっ土下座するね？？？？((

『……………兄様、兄者、…僕、明日ここを出るよ』

だってもしなにかしちゃったならここに居る訳にもいかないじゃんね。
流石に今日中は寂しいし明日にさせて()
と考えながらそう言うと、全員がいっせいにこっちを見た。えッこわ。

やっぱり今日中に出なきゃだめ？？じゃあ今すぐ支度してきます。。。

髭切「…A。どうして突然そんなことを？」

膝丸「兄者の言う通りだ」

…………………？？
僕がなにかしちゃったわけじゃないの？

ものすごい不安そうな表情で、必死に引き留めようとでもいうかのような兄者たちに僕は違和感を覚えた。
朝から僕のこと見てはため息ついてたじゃんみなさん。。。
邪魔だったのでは？？

『…………………みなさんが、』

疑問に思いながらもオブラートに包みながらなんとか説明する。
すると、兄者に即否定された。
溜息をついていた理由は教えてくれなかったけど、僕が原因ではないそうだ。

膝丸「(………Aが元居た本丸がすでに潰されていて怒りの行き場がないからため息をついていた、とはさすがに言えないな)」

しばらくすると葛葉さんが入ってきて、この空気は段々といつもの風に戻っていった。
……結局なんだったんだ。