【勘違い】源氏の妹は【刀剣乱舞】 (ページ20)

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第１２話ページ20

ご飯をお食べ終わったあと。

兄者に、審神者に会ってみないか、と声をかけられた。
うーん…この子が怯えなければ僕的には全然いいんだけど。

『兄者と…兄様が一緒なら』

きっと、この子も大丈夫だろう。

そう考えて返事をすると、二人は嬉しそうに微笑んで頭を撫でてくれた。
・・・ただひたすら推しが尊い((

じゃあ、行こうか。と言われてついていく。
二人に連れられて歩いて行った先には、曰く審神者部屋があった。
中に入ると、審神者さん、三日月宗近様()等の天下五剣のみなさま(オーラが違う)が居た。

『……』

なにこの部屋楽園？？(

…ただ、この子はまだ怯えているらしく体が震えている。
兄様と兄者の手をぎゅっと握りしめてなんとかこの子を落ち着かせた。

『…また、審神者……』

怯えちゃってごめんねあなたは悪くないよ。と続けて言いたかったんだけど、そこまで言ったらなんか…全員の殺気がすごくて()言えなかった。
ああああ天下五剣さまの美しい顔が歪んでる…えっなんで僕もしかして変なこと言った？？

いやでも、そんなでもなかったはず。
というかむしろほとんど何も言えなかった()

葛葉「…俺は葛葉。この本丸で、審神者をやらせてもらってる」

葛葉さん。
超イケメンだし優しいね？？？？
僕顔合わせただけで怯えて震えまくっちゃったのに微笑んで自己紹介してくれた。

『葛葉…さん』

葛葉「さん、はつけなくていいよ」

困ったように微笑んだ葛葉さん。
ええ…でも僕呼び捨てってあんまり…。
目を伏せて無言で首を振ると、そっか、と言われた。

ごめんね審神者さん。

そうそう、案外普通に喋れてんじゃん。と思ってるかもしれないけど、三日月お爺ちゃんに後ろから抱きしめられてサイドは兄者と兄様、とかそんな感じで話してるからね今((
天国だよ？？((

『…話は、終わり？』

葛葉「Aのこと…この本丸で保護したいんだけど、異論はない？」

『ないです』

即答して、兄様に抱き着く。

顔を埋めていた僕を、痛ましそうな顔をしたみんなが見つめていたなんて勿論知らない。