刺激的な恋。（短編集） (ページ4)

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嫉妬ぐらいするよページ4

〈金城碧海〉
SKYside

俺の彼女は帰国子女だ。
目もくりくりでかわいいし、髪もサラサラで…
「ねぇ碧海髪の毛縛って」なんて笑顔で言ってくる
そんな彼女の魅力を話し始めたら止まらなくなる。
それくらい好きだ。
でもそれを本人に言うのは恥ずかしくてつい真顔を保とうとしてしまう。
ストレートに愛を伝えられるようになりたい…そう思うことが何回もあった。

Aは帰国子女な故の問題が…
それは誰にでもスキンシップが激しいことだ
誰とでもハグをする。
他の男にも。
一度注意はしたが
『別にいいじゃん』
で済まされた。

今日Aの従兄弟とその家族が来るらしい
モデルもしてイケメンらしい。
本当は来てほしくないが、流石にそれは言えなかった。
従「やっほ〜!久しぶりA。」

『お〜。本当に久しぶりだね｡』

いつも通り他の男とハグをするA
やっぱり嫌だなと思ってしまう自分がいる。
Aの従兄弟はこっちを見て、

従「Aの隣にいる男は誰なの？」

『私の彼氏!かっこいいでしょ!』

碧「こんにちは。」

自慢げに俺のことを紹介してくれるAが嬉しく思えたのと
同時に従兄弟からの冷たい視線を感じた。

さらにAに近づく従兄弟に嫌な予感を感じた。