刺激的な恋。（短編集） (ページ2)

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優しくない彼（過激的表現あり）ページ2

〈川尻蓮〉

私には蓮という優しくて笑顔がかわいい彼氏がいた。

彼は私を大事にしてくれていた。
「A大好きだよ」
と何度も行ってくれる。
そんな彼に私は好きになっていくとともに優しすぎる彼の愛に
何かが足りないと感じてしまう自分がいた。

それを浮気という形で埋める最低なことをしていた。

『蓮、友達と遊んで来るね。』

「気をつけて行ってらっしゃい。」

またこの笑顔を裏切るようなことをしてしまうのか。
そんな罪悪感を押し潰すように作り笑顔で

『行ってきます。』

と言い他の男のもとへでかけた。

特に好きでもない男とまた身体を交わして満足して、
後悔してバレないか不安でまた、浮気する。

私って最低だな。
優しい彼を潰すようなことをして。

そんなの何回も何回も思っているのに続けてしまう。

『蓮ごめんね…』

すぐ消えてしまいそうな声で夜の星空にそうつぶやいた。

　