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(ピンポーン)
玄関のチャイムの音
その音で少し目が覚めた
…こんな時に誰だよ
ちょっとイラついて、布団に潜り込む
？『照ー、いんの？』
トントンっとドアを叩く音と聞きなれた声
『…ふっか？』
ベットから体を起こして、玄関を開けると、ふっかが立っていた
辰『おいっす！』
『……帰れ』
辰『えー！…熱あんだろ？ほら、布団入れ』
『……………』
今は反論できるような気力はないから、
ふっかの言う事を渋々聞く事にした
深澤辰哉(ふかざわ たつや)
俺の命の恩人でもあるやつだ
俺は去年まで街で喧嘩ばっかりしてた 本当の不良だった
だが、ある時喧嘩に負けて路上で雨の中座り込んでいた
傷だらけで、動くことも出来なくて、
通行人にチラチラと見られて、自分が惨めで嫌だった
そんな俺に声をかけてきたのがふっかだった
辰『君、こんなとこで何してんの。風邪ひくよ？』
『うるっせーな。…ほっとけよ』
辰『そんな状態で放っておけるか！ほら、俺ん家行くよ。
手当するから』
『頼んでねーよ！』
辰『俺が勝手にやってるからね。…いいから、着いてきて。
このままだったら君、本当に死ぬよ』
『っ………』
その時のふっかの目はマジで、ゾッとした
一週間程ふっかの家に居候して、手当をして貰った
その時、ふっかは言ったんだ
辰『照、学校行ってる？』
『…行ってねーけど』
辰『学校は行っとけ。絶対なんか見つけるから』
『なんかって…何』
辰『なんかはなんかだよ！
…守りたいものとか、そういう大切な事。
見つけれたら…それの為に自分が何かしたいと
思えるはずだから。喧嘩なんかやめろ。
自分でやってて面白くねーだろ？』
なぜかその言葉には説得力があって、俺は喧嘩をやめた
ちゃんと学校に行くようになったが…最初は分からなかった
けど、ある日見つけた それが…Aだった
いつも一人だけど、自分をしっかり持ってる
そんな彼女に惹かれていた
今は、そのきっかけをくれたふっかに感謝してる
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夕雪(プロフ) - おこりさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです。無事戻ってきました！ (2021年11月27日 14時) (
レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - ご自身のペースでどうぞゆっくり。気長にお待ちしています^_^ (2021年11月5日 6時) (レス) @page41 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
夕雪(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます！楽しみにしててくださいね。 (2021年11月3日 18時) (レス) id: c1927b0662 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - ハッピーエンド、期待しています。 (2021年11月3日 0時) (レス) @page40 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夕雪 | 作成日時：2021年10月16日 21時
