9 ページ9
rb「A！今日発売日やん！」
『はっ！忘れてた！急いで帰らなければ！』
やべぇ完全に忘れてた……
『ロボロ！金は持ったか！』
rb「もちろんや！」
『急ぐぞ!って、いった……』
急いでいて前を見てなかった為、誰かに当たってしまったのだろう
鼻が曲がるかと思ったわ
「あ、大丈夫ですか」
目の前には昼休み泣いていた男子生徒が立っていた
「ハンカチ借りたままだったので」
『あ、わざわざありがとうございます』
あの時は急いでたしね
てかなんで私のクラス知ってんだ？
rb「ちょ、ショッピくんごめんな、俺ら今急いでんねん。また今度な」
syp「あ、はい……」
ほう、ショッピくんと言うのか。覚えとこ
私たちは車にも負けないような速さで書店へ入り、漫画コーナーへと急いだ
『あったぁぁあ！』
rb「ぃよっしゃぁあ！」
そこにはまだ誰も買っていないのか山積みになって売られていた
『初回限定、ゲットだぜ！』
rb「俺の……シークレットやん！」
『は？今シークレットって言った？よく聞こえなかったなぁ』
rb「お前頭だけじゃなくて、耳も悪いんちゃうか」
私1回もシークレット出たことないんだぞ！
はぁ…結局、もっかい買いに……
rb「なぁ、あれ宮本さんじゃ……」
ロボロが指さした方向を見ると、確かにあずさちゃんがいて、本を探しているのか通路を行ったり来たりしていた
私たちは近くの本棚に身を隠した。あずさちゃんが何を買うか気になるのだ
『あずさちゃん、なんの本をお買いに……』
rb「っ！本とったぞ！」
ようやく本をとったあずさちゃんの手元には、目が悪くてあまり見えないが、一つだけ見えた文字があった
『…恋……？』
rb「恋！？宮本さん恋してるん！？」
『ロボロ声デカすぎ！』
あずさちゃんはまじまじと本を見て、買うと決めたのかレジの方へ歩き出した
私達はバレないように書店を出て、帰路を歩く。危なかった……
『あずさちゃん…本当に恋してんのかな……』
rb「それを決める証拠がないよな」
本当に恋をしているのだとしたら一体誰に……
rb「宮本さんが恋をしている相手が分かるまで、大先生には言わんようにせんと」
『かしこまっ』
でも私は考えてしまった
本当は考えたくなかったけども
"あずさちゃんも鬱が好きなんじゃないか"って
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 556人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうくん(プロフ) - アルみかんさん» いえいえー！読んでてめっちゃ好きだなってなりました！これからも頑張ってください！ (2020年10月24日 22時) (
レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
アルみかん(プロフ) - ゆうくんさん» ご指摘ありがとうございます！最初の方は全く考えていなかったので気づけて良かったです！ (2020年10月24日 21時) (レス) id: 3b84e69a91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(プロフ) - 細かいことですみません、ピくんの表記はsyoではなくshpですよ (2020年10月24日 21時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
アルみかん(プロフ) - べーたさん» 名前、住所、年齢、身長、体重覚えましたy((((ありがとうございます！！！ (2020年8月5日 16時) (レス) id: 3b84e69a91 (このIDを非表示/違反報告)
べーた(プロフ) - tn氏カラーおめです！因みにとどめ(百票目)をさしたのは僕です^^ (2020年8月5日 15時) (レス) id: 42afe91317 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルみかん | 作成日時：2020年4月7日 15時
