幼馴染のクズ【ut】

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『んーなんか…だるいな……』

朝目が覚めると鎧を着てるんじゃないかって思うぐらい体が重く感じた

下に降りると、お母さんにも心配され、熱を測ると38．3゜という数字が体温計に現れた

母「この熱じゃ学校には行けないなぁ…今日は学校お休みだね」
『はーい……』

私は部屋に戻り、コントローラーに手をかける。風邪だからって大人しく寝てられるか！


ちょくちょく休憩しながらもゲームすること数時間


とりあえず飲み物無くなったから取りにいくか


私は階段を降り、リビングへ行く途中、玄関をちらりと見ると知らない靴が3つ…まさか……！

rb「宿題、届けに来たで」
ut「Aのお母さんはいつも綺麗やなぁ」
zm「Aちゃん風邪大丈夫なん？お見舞い来たで」

リビングの扉を開けると案の定あの3人がソファに座ってテレビを見ていた


なに人の家でくつろいでるんですか？

母「家これしかないけど良かったら食べてね」

どこから出したか分からないが、私は見たことないほど高そうなクッキーをお母さんは出してきた

『で、ロボロ宿題は？はやく渡しなさい』
rb「せっかく持ってきてやったのになんやその態度は」
『あ、じゃーもうクッキー食べなくて良いですぅ。私1人で食べるもんね』

そう脅しをかければすぐにプリントを出すロボロ、最初から出せばいいんだよ


さーてと、用事も終わった事だし、部屋に戻ってお姫様助けなきゃ

zm「Aちゃん部屋戻るん？俺もついて行って大丈夫？」
『絶対だめ。部屋汚いから』
母「それぐらい良いじゃない。ささ、ゾムくんあがっちゃって」
zm「あ、ありがとうございまーす！」

いや、私いいって言ってないけど？


私の言葉を無視してゾムくんは階段を上り、部屋のドアを開けた


乙女のプライベートゾーンに入らないでくださる？

zm「あれAちゃん風邪ひいてるのにゲームしてたんですか？」
『ピンクのドレスを着たお姫様を助けるためです』

さっさと帰ってくれないとお姫様助けられないじゃん！

『私の部屋はもういいから早くお帰りなさい。親御さんが心配するでしょ』
zm「それもそうやな。じゃまたな！」

マジで余計悪化しそうなんだけど……


明日3人とも覚悟しとくんだな

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