手から手へいかずとも ページ25
〜銀時side〜
Aを
上手くいってると良いが、1番大事なところがあのドS王子の担当だっただからなァ…
ま、何とかなってんだろ。
それからガキ共に、"何処行ってた"だの、"腹減った"だのの言葉責めを受けた。
それから1時間くらい後の事だった。
玄関から声が聞こえてきた。
久々の依頼か?嬉しい様な、めんどい様な…
そんな矛盾した感情を引っ提げたまま、玄関へ向かった。
そこに立っていたのは、見覚えのある…というより、数時間前に見た顔と、嫌という程見てきた服が、そこにはあった。
それには柄にもなく驚いた。
俺の驚いた声に驚いたのか、なかなか来ない俺に呆れたのか、そいつと俺を見た瞬間、部屋からガキ共が走って来た。
そして、何処かぎごちないまま、部屋へ戻った。
「えーと...お前、何でそれ着てんの?それとも、
「こ、これは…沖田さんが…」
そこまで言われて、大体察しがついた。
そして、Aが女隊士になった理由も分かった。
にしても沖田君、かなりハードな事やったなー
彼シャツ+プレゼントは、わ・た・し の合わせ技でいくとは…
そこまで考えた後、今回の依頼内容を思い出した。
俺らの作戦の方は、恐らく大成功だが、Aの方は如何だろうか。アイツなりに、上手くやれただろうか。
「で、プレゼントは渡せたか?」
それを聞いた途端、顔色が一気に変わった。
それと同時に、何かぶつぶつと言い始めた。
………嫌な予感がした。
あの顔は、如何見ても渡していない。
だが、持って行ったのは、俺もこの目で見ている。
考えるとするならば……やっぱりアイツしか居ねぇよな...
「す、すいません、もう一度、屯所に行って来ます!」
「おう。次は着替え忘れんなよ。」
そう言った瞬間、顔を下に向け走り出した。
それと同時に、聞き覚えの無い音が鳴った。
音源は何処か、目で探っていると、Aの携帯電話である事が分かった。
急いで手に取り、電話に出た。
「ご、ごめんなさい…はい……こ、近藤さん?!」
電話の相手はゴリラらしい。
それなら心配要らないだろうと思い、ゆっくり見届けながら、3人で部屋に戻った。
「銀ちゃん、見てなくて良いアルか?」
「あ?良いんだよ。男女の間に水差しちゃ野暮だろ。」
お互いに、上手くやれよ。
284人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルナ(プロフ) - ハニーさん» 返信遅くなってすみません。こちらにもコメントありがとうございます!最近色々なアニメに目移りしておりますが、近藤さん愛だけは健在です! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 近藤さん大好き(*≧∀≦*) (2018年11月11日 9時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 黒にゃんさん» 遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます。私も同意見です笑 最近私情でなかなか書けないのですが、これからも見てやって頂けると幸いです。是非これからも、宜しくお願いします! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - いい話ですね。近藤さんには幸せになってほしいです! (2018年8月31日 7時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます。どの話を選んでも、和んで頂ける様に頑張ってます!これからも作者共々、宜しくお願いします!私も銀魂2観たいなー笑 (2018年8月21日 22時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルナ | 作成日時:2018年6月23日 16時