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いつもと違う ページ21

〜貴方side〜


"恋人(あの人)が喜ぶサプライズ"

だから協力したのだ。だけど...あの人の隊服を着なければいけない理由が全く以って分からない。
それだけならまだ良い。態々箱の中に入る理由は何なのだ。

とうとうあの人が帰って来て、箱の中にいた"女隊士()"を見たあの人は、後退りをして、部屋の外に座り込んでしまった。

や、やっぱりこれは恥ずかしいな...
近藤さん、私を見てどう思ったんだろう...

何もする事が出来ず、私も襖の側に座り込んだ。

その後直ぐ、彼に声を掛けられた。
それで直ぐに分かった。彼が照れているのだと。
自惚れているかも知れない。でも、あの言葉の吃り具合は、照れている証拠だ。

それで喜んでくれている事を知って、嬉しくなった反面、恥ずかしさが増した。

この気持ちを彼に気付かれない様、いつも通りを意識して言葉を返した。

問題は、次の彼の言葉だった。


『あ、そういえば、何でそんなに大きい隊服を?』


1番聞かれたくなかった事だった。
お願いされたとはいえ、今1番近くにいる、大切な人の服を借りてるのだから。

その言葉の所為で、身体の熱が一気に上がった気がした。

それと同時に、着た時に自分が何を思ったか、思い出してしまった。


《なんか、凄く落ち着くな...本人が側にいるみたいで、凄く幸せだ...》


全て思い出した後、それが口に出ていた事に気付いた。

その瞬間、背中が温かくなった。
その正体は、近藤さんだった。


「本当…狡いなぁ...何処まで俺の心臓ドキドキさせれば気が済むんですか。」


耳元で囁かれたその言葉に、鼓動が早くなるのを感じた。
抱き締められるのは初めてでは無い。後ろから抱き締められたから、いつもより互いの顔が近くにあるだけで、何ら変わらない。

それだけなのに、何でここまで胸が苦しくなるの...
身体が熱い...頭が破裂しそう...


「照れた顔も素敵です、Aさん。」


上手く言葉が出て来ず、思わず彼の手を握っていた。

周りから音が消え、そこで新たに聞こえてきたのは、彼の鼓動の音だ。

密着している分、非常に大きく聞こえてくる。
恐らく、私の鼓動の音も、彼に聞こえているだろう。

手を握り直し、お互いの顔を捉える。

ゆっくり、ゆっくりと、今以上に近くへ_____。

あの光景を再び→←ドSの考え、分からず終い



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設定タグ:銀魂 , 近藤勲   
作品ジャンル:アニメ
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アルナ(プロフ) - ハニーさん» 返信遅くなってすみません。こちらにもコメントありがとうございます!最近色々なアニメに目移りしておりますが、近藤さん愛だけは健在です! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 近藤さん大好き(*≧∀≦*) (2018年11月11日 9時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 黒にゃんさん» 遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます。私も同意見です笑 最近私情でなかなか書けないのですが、これからも見てやって頂けると幸いです。是非これからも、宜しくお願いします! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - いい話ですね。近藤さんには幸せになってほしいです! (2018年8月31日 7時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます。どの話を選んでも、和んで頂ける様に頑張ってます!これからも作者共々、宜しくお願いします!私も銀魂2観たいなー笑 (2018年8月21日 22時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルナ | 作成日時:2018年6月23日 16時

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