ドSの考え、分からず終い ページ20
〜近藤side〜
彼女の姿に驚き、暫く思考が停止した。
「こ、近藤さん…?」
声を掛けられ我に戻り、後退りをして部屋の外に出て、思い切り襖を閉めた。
「近藤さん?!」
あんな姿を直視するなんて…
数秒前に見た彼女の姿が浮かんだ途端、身体が熱くなり、襖に寄り掛かかる様に座り込んでしまった。
「あ、あの…Aさん。」
「は、はい」
「その…何で真選組の隊服を…?」
「お、沖田さんが、"
そう言われ、先程のドSオーラ溢れる笑みを思い出した。
俺はまんまと総悟の策略にったという事か。
…にしても総悟の奴、何て美味しい事してくれてんのォ!!…じゃなくて!ここでドS発揮すんの止めてほしいんだけど!!何処まで俺をからかう気だアイツゥ!!
「サプライズ、成功ですね。」
「ははっ、まんまとはまりましたよ。アイツの策略に。」
「ふふ、流石沖田さんですね。」
そこで、漸く気付いた。
彼女が、
あんなサプライズがあって心底驚いて、それどころじゃ無かったという事もあるが、最近仕事続きで、ずっと外出していて忙しかったという事もある。
もしかしたらアイツは、俺の為にこんなサプライズをしてくれたのかも知れないな。
もしそうなら、アイツに感謝だな。…多分違うと思うけど...
「あ、そういえば、何でそんなに大きい隊服を?」
あのサプライズで、気になった事があった。
Aさんが着ていた隊服だ。
Aさんに合う隊服なら、総悟の物でも貸せば良かったはずだ。
だが、何故か全くサイズの合っていない、大きめの隊服…
……んー、ダメだ。俺の頭では理解出来ない...
「こ、この隊服、こ、近藤さんの隊服なんです...悪いと言ったのですが、"これを着ないと、あの人は喜ばない"と言われてしまい…勝手に着てしまって、申し訳ありません...」
所謂、"彼シャツ"状態という事に、総悟の言葉だという事がどうでもよくなった。この場合は、彼服とでも言うのだろうか。
まさか、あんなに愛らしく見せるとは...
そして、彼女が再び口を開いた。
「でも、その…着た時、凄く幸せな気持ちになったんです。サプライズ前に、自分が舞い上がってしまって…」
その言葉を聞いた瞬間、勢いよく立ち上がった。
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アルナ(プロフ) - ハニーさん» 返信遅くなってすみません。こちらにもコメントありがとうございます!最近色々なアニメに目移りしておりますが、近藤さん愛だけは健在です! (2019年1月13日 21時) (レス) id: 75328b6a43 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 近藤さん大好き(*≧∀≦*) (2018年11月11日 9時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 黒にゃんさん» 遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます。嬉しいお言葉ありがとうございます。私も同意見です笑 最近私情でなかなか書けないのですが、これからも見てやって頂けると幸いです。是非これからも、宜しくお願いします! (2018年9月8日 21時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
黒にゃん - いい話ですね。近藤さんには幸せになってほしいです! (2018年8月31日 7時) (レス) id: 77c8698518 (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 桜華さん» コメントありがとうございます。どの話を選んでも、和んで頂ける様に頑張ってます!これからも作者共々、宜しくお願いします!私も銀魂2観たいなー笑 (2018年8月21日 22時) (レス) id: 5f5aa2a205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルナ | 作成日時:2018年6月23日 16時