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その5 ページ6

次の日、俺は雪山さんに会えることを期待しながら学校へ向かった。


昨日は雪山さんに用があったから会えたけど、今日は何も用なんてないしな…


あ、積極的に行き過ぎると雪山さんに迷惑なんだったな…


失恋じゃないか(泣)


まぁどうせ諦められないんだけどww



「あ、霧野先輩っ!」



探し物が見つかったような声に呼ばれ、俺は勢い良く振り向いた。


まさかとは思ったけど、その声の正体は雪山さんだった。



「おはようございます ^ ^ 」


「ん、おはよう ^ ^ 」



雪山さん、もしかして俺のこと探してた…とかあり得ないよな(泣)



「昨日貸していただいた本、すごくおもしろかったです!半分も読んじゃいましたww」


「早いなww」


「本当にありがとうございました ^ ^ 」


「あぁ ^ ^ それはそうと、昨日のナンパは大丈夫だったか?」


「あ、はい;特に何事もない感じです;」


「ならよかった。じゃあな ^ ^ 」



もし雪山さんの片思いの相手が見てたら誤解されるな。


早いうち別れないと。



「霧野先輩!//// ナンパの人たちが言ってたこと覚えてますか?」



ナンパの人たちが言ってたこと?



「あまり覚えてないな;なんでだ?」


「私、ナンパの人たちのこと困らせてますからね!////」



………はい?


全く内容がわからない…


硬直してると、雪山さんは走って逃げて行ってしまった。


ナンパの人たちのこと困らせてるって、

自覚があるような嫌がらせでもしてるのか?


でも雪山さんはそんなことしないし…


今一度あの時のナンパ野郎たちの言葉を思い出してみよう。


「名前教えてよー」「おい霧野〜。俺ら今から口説こうと思ってんだけど?」


……あ…そういうことか////


あいつらは最後に

「雪山さんがもし霧野に惚れたら困るからあっち行っててくれよ〜。」

って言ったな。


それで困らせてるってことは…


俺に惚れてるってことでいいのか?////


いや、でもナンパの人たちの中の誰かと付き合ってて、

俺と話すことでナンパの人がヤキモチ妬いてるって意味で困らせてる…?

♪その6→←その4



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設定タグ:イナズマ , 霧野 , 小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2013年11月6日 23時

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