その4 ページ5
翌日、俺は雪山さんにレンタルするための小説を用意して学校へ行った。
あんなに退屈だった学校が、今日からこんなに楽しみになるなんて
思ってもみなかったな…
全部雪山さんのおかげだな////
学校に着くと、雪山さんを探したが、まだ学校に来てないようだった。
昼休みに行くことにしよう。
ーーー昼休みーーー
あ、俺雪山さんのクラス知らない…
一年に聞いていけばたどり着くかな?
「名前教えてよー」
「ん?雪山さんって言うの?」
「可愛いなーマジで」
雪山…さん?まさかあの雪山さんがピンチ?
声が聞こえる階段の方へ行くと、雪山さんが3、4人の2年の男に囲まれていた。
「あ、雪山さん ^ ^ 」
「霧野先輩っ…」
俺はそんなことお構いなく雪山さんに話しかけた。
「おい霧野〜。俺ら今から口説こうと思ってんだけど?」
「雪山さんがもし霧野に惚れたら困るからあっち行っててくれよ〜。」
ナンパの野郎たちは俺にそう言うと、雪山さんの肩に手を回した。
ーーブチッ
「そんなのあり得ないだろ?w ほら、困ってるからあっち行け!」
俺は真摯な対応でナンパ野郎たちを追い払った。
あの野郎、雪山さんの肩に気安く触れやがって…
「大丈夫だったか?」
「は、はいっ。ありがとうございました…」
「あぁ ^ ^ これ、昨日言ってた小説…」
「ありがとうございます////」
雪山さんは顔を真っ赤にして走り去って行った。
もしかして、ナンパ野郎の中に好きな人とかいたかな?;
だとしたら俺、雪山さんの恋の邪魔しちゃったな;
これからはあまり雪山さんに関わらない方がいいか。
雪山さんは俺のことなんか好きじゃないもんな…
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作者名:ちゃーりー | 作成日時:2013年11月6日 23時