ーー激甘ジョングクさんの日常ーー

ーーー ページ31

・






｢とってもいいお花をありがとうございます！｣







『全然、ご家族のイメージにもピッタリです！』







お見送りをしようとお店の外まで出れば、旦那さんに抱っこされていた3歳くらいの女の子が私へと手を伸ばす





｢あっこ！｣





『あっこ…？』





｢あぁ、すみません。抱っこしてって言ってるんだと思います｣





奥さんが申し訳なさそうにそう言われると、確かに女の子は私に手を伸ばす。





あぁ、かわいい…





『抱っこしてもいいですか？』




｢え！、いや逆にすみません｣




申し訳なさそうにしてくれるけど、こんなに可愛い子に抱っこなんて言われたらしたくなっちゃう。




なんて、ニヤける頬を抑えながら旦那さんからお子さんを預かれば




｢おねぇーたん、おはなのにおい〜｣




って、喜んでくれる。





『ふふ、ほんとに？』




｢いいにおい！｣




満面の笑みでそう言われれば、もうその可愛さにくぎづけ。




『また来てくださいね。』







｢あんにょん！｣





全力でブンブン手を振ってくれる女の子に手を振り返して、家族の後ろ姿になんだか幸せな気分になっていた時、







JK｢Aさん、｣





『わぁ…！ジョングクさん、お疲れ様です！』




なんだか少しだけ久しぶりなジョングクさんが会いに来てくれた。

ーーー→←ーーー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す