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個室に入るや速攻、東堂元気だったか?と声をかけられてびっくりする。


『…変装が1ミリも機能してない……?』


「いや、ヒロがA来るから迎えに行ってくるねって出ていっただけだよ」


「でもまぁ、こいつが嬉しそうな顔して手引っ張ってくる女なんてお前しかいないだろ」


レイの言葉にそうかそうかと安心していると、松田くんから思わぬパンチが飛んできてしまった。
この空気とっても嫌な予感がするぞ。


「あ、聞いても大丈夫そうなとこはおそらく全部聞いて知ってるからその前提で話していいよ〜」


…やっぱりか、もう萩原くんのその笑顔が…なんか見守られている感がすごい。


「まぁ正直やっとか、って感じだけどな」
「班長に同意」


『み、味方がいない…』


「俺は味方だけど…」


『ヒロは別だよ!』


٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。


「…にしても、だいぶ雰囲気違うな、お前ら2人とも。そんなやばい案件だったのかよ」


「ね〜。東堂ちゃんに至っては歩き方すら違うし、ほんと言われなきゃ誰だかわかんないよ」


『あ、歩き方違うのできてる?気をつけてはいるんだけど難しいんだよねぇ、たまに戻っちゃう』


3人は今みんな揃って捜査一課にいて、わりとご飯食べたりしてるらしく、必然的に話題は私たち公安3人の方に向いてくる。
あーご飯美味しい。


『でもなんでみんな一課なの?いや、班長はともかく2人はどうして?』


「俺は7年前の時の爆破事件で防護服着てなかったの上にめっちゃ怒られて頭冷やしてこーいって飛ばされて…で、なんかそのままになってたら陣平ちゃん来て班長来てなんかまたズルズルと…」


『7年前って…あ、あーあれか』


「そうそう、あれあれ」


「あれって?」


…やばい、7年前私が外に出た数分後にマンション爆発したこと、ヒロに言ってないんだった。
松田くんはあの辺にいたし、レイには言ったし、班長は同じ課だから知ってるだろうしで…これは怒られるのでは?


『お、怒らない…?』


「話題による」


『でもあれは仕方なかった部分もあったというか…』


「いや、ちゃんとニュース見てればわかるだろ。寝てたか寝てたか寝てたかの3択だよ」


『レイ!それはもう実質一択だから…!』


ちゃんと話せば怒られはしなかったが、もーまた危ない目に遭いそうになって…とため息をつかれた。


「なんか変わったような、変わらないような不思議な感じ」


「『え?』」

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LieN - この作品すごく好きです!!更新楽しみに待ってます!!(o^∀^o) (2022年6月21日 14時) (レス) @page8 id: ece7746fe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨宮 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aroute1351/  
作成日時:2022年6月12日 17時

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