2-2 Side 主人公 ページ5
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事務所の廊下を駆けながら、Aはどう階下の出口まで行くか考えていた。
(ほんと、迷路みたいな事務所)
いつの間にかスタイリストの姿は消え、変わりにメンバーに追われる身となっていたA。
どうやら彼等を刺客に自分を捕まえるつもりらしい。
１対４の防戦となった今、下手な行動はできなくなった。
相手が二手に分かれれば余計に不利だ。
エレベーターで先回りされ、挟み撃ちに合う可能性もある。
だが、今回ばかりはこちらも譲れない理由があった。
「よい、しょっ」
フロアの至る所に飾られた妙なオブジェを飛び越えながら、ショートカットで廊下を駆けていく。
突き当たりの廊下が見え、そのままの勢いで角を曲がるA。
だが、突如向こうから現れた物騒なオーラを放つ男に、その足を止めた。
JK「……見つけた」
(で、出た……)
ニヤリと口角を上げて微笑むジョングク。
だがその笑顔は、獲物を見つけた猛獣のようにおどろおどろしい殺気を放っていた。
JK「大人しく捕まってって言いたいとこだけど……それじゃ楽しくないよね」
そう言って床を蹴ったかと思えば、凄まじい速さで突進してくるジョングク。
あまりの恐ろしさに戦慄くAだったが、それでも何とか踵を返し来た道を駆けだした。
JK「あれ？ レン、全力で走ってる？ 僕まだ、半分も本気出してないけど？」
余裕の笑みを浮かべながら徐々に距離を詰めてくるジョングクに、もはや振り向くこともできない。
Aはとにかく前だけを見て、どう回避するか必死に考えた。
……だが。
――ピンポーン。
目前に見えるエレベーターが、そんな音を立てた。
そして開いた扉から出てきたのは……。
JH「お！ ベストタイミング！」
にこにこと笑ってこちらを見つめるホソク。そしてナムジュンの姿が。
RM「レン。もう逃げられないよ」
まずい。
そう思って、Aはすぐ横に現れた廊下を曲がった。
だがしかし、その先は行き止まりである。
もちろんAも、そしてホソクやジョングクもそれは分かっていた。
JK「馬鹿だなぁ〜そっちは行き止まりだけど」
そんな声が聞こえるが、ジョングクたちは一向に姿を見せない。
確実に捕獲できると思って、走るのを止めたのだろう。
――終わった。
Aはそう思い、動きを止める。
しかし、その時。
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グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 今回もありがとうございます…!! 主人公色々吹っ切れちゃいましたが、そんな彼（彼女）に一体これからメンバーたちはどう思うんでしょうか……!! たぶん作者の趣向的に一筋縄ではいかないと思いますが(笑)、今後も楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2019年11月12日 18時) (
レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - 閔さん» コメントありがとうございます〜!! 最初からお付き合い頂いているということで……!! めちゃくちゃ嬉しいです……!! これからも読んで頂けるよう、更新頑張りますね。。ありがとうございます!! (2019年11月12日 18時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編作成おめでとうございます〜！ おっと……？もしやここにてメンバー達の恋愛感情に少し変化が……？！何だか怪しい展開ですね (wkwk) 今後もドキドキしながら読ませてもらいます。更新頑張ってください！ (2019年11月11日 10時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 4章にもなって初めてのコメントですが...今までずっと読ませていただいていました。自分的には1章が出されてすぐ見ていた気もしますが......いてもたってもいられず、コメントしました。すごく魅力的なお話で大好きです！これからも頑張ってください。応援してます！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年11月10日 19時
