6. コタキナバル事件 ページ16
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２０１５年５月、某日。
ＢＴＳは、マレーシアのコタキナバルへと来ていた。
目的は写真撮影のためだったが、休暇とも仕事ともつかない曖昧な空気の中、メンバーたちは滅多にお目にかかれないリゾート地の豊かな風景に胸を躍らせていた。
TH「ひゃっほー！ プールだ、プール！」
JH「おいみんな、俺の華麗な飛び込みを見て！」
JK「ホビヒョン、プールサイドで走ったら滑って転びますよ！」
JN「うきわどこ？ え？ 俺さっき膨らましてたやつどこ？」
RM「ジニヒョン。うきわならあそこです」
YG「あ〜いいね、コタキナバル」
JN「あ！ ユンギ！ 勝手に俺のうきわ使ってプール満喫するなよ！」
青空の下、広がる白いプールとコバルトブルーの水に、メンバーたちは子供のように騒ぎ立てる。
そんな中、ジミンは一向に姿を見せないある人物を探していた。
JM「どこいったのかな。……レン」
きょろきょろと周囲を見渡すも、プールにはメンバーやスタッフの他、観光客らしき人々がちらほらいるのみ。
するとそんなジミンに、ある男が声をかけた。
「やぁジミナ。久しぶりだね」
引き締まった筋肉に、焼けた肌。
太陽光に反射して黒く光る上半身を露わに立つその男に、ジミンは驚嘆した。
JM「ミンソクさん！ 一体、どうしてここに！」
ジミンの思わずといった風な叫びに、ミンソクはニコリと白い歯を見せた。
「パンＰＤに言われて、俺もついてきたんだよ。
あぁそうそう。レンなら、もうすぐ来ると思うよ」
その言葉通り、しばらくしてAが姿を現した。
白いＴシャツに身を包み、裾からブルーの海パンをはみ出すA。
その姿に、ジミンは無意識に肩を落とした。
JM(なんだ、海パンか……って、何期待してたんだ、僕！？)
休暇を兼ねているとは言え、撮影カメラはしっかりと回っている。
だから海パンにＴシャツという井出達は当然だ。
JH「あ！ レン！ お前もプール入れよ！ すげー気持ちいいぞ！」
TH「わ〜。海パンレン君も美しいね〜」
Aを見るなり、ホソクが「お前も来い」と促す。
しかしAは首を横に振って、苦笑した。
「いや、僕は……」
TH「えー。せっかく水着着てるんだから入ろうよ」
JH「そーだぞ！ そんな嫌がってると、俺が……」
言うなりホソクとテヒョンは互いに目を見合わせ、ニヤリと笑った。
そしてAへ近づき、その細い四肢を二人で持ち上げる。
「わわ、ちょ、ちょっと！ なにして……ッ！」
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グミカン(プロフ) - ポンポネッラさん» ポンポネッラさん〜!! 今回もありがとうございます…!! 主人公色々吹っ切れちゃいましたが、そんな彼（彼女）に一体これからメンバーたちはどう思うんでしょうか……!! たぶん作者の趣向的に一筋縄ではいかないと思いますが(笑)、今後も楽しんで頂けるよう頑張ります!! (2019年11月12日 18時) (
レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
グミカン(プロフ) - 閔さん» コメントありがとうございます〜!! 最初からお付き合い頂いているということで……!! めちゃくちゃ嬉しいです……!! これからも読んで頂けるよう、更新頑張りますね。。ありがとうございます!! (2019年11月12日 18時) (レス) id: 0414f38cc7 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 続編作成おめでとうございます〜！ おっと……？もしやここにてメンバー達の恋愛感情に少し変化が……？！何だか怪しい展開ですね (wkwk) 今後もドキドキしながら読ませてもらいます。更新頑張ってください！ (2019年11月11日 10時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - 4章にもなって初めてのコメントですが...今までずっと読ませていただいていました。自分的には1章が出されてすぐ見ていた気もしますが......いてもたってもいられず、コメントしました。すごく魅力的なお話で大好きです！これからも頑張ってください。応援してます！ (2019年11月10日 19時) (レス) id: 61c94025e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミカン | 作成日時：2019年11月10日 19時
