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あほ25 ページ25

「もう少し待ってもらえますか?!!」




いきなり大きな声を出してしまい、




運転手の方はびっくりしていた。




運「いいですよ、待ってますね。」




優しい人でよかった…




沙「え?どういうこと?」





「沙耶さん、ごめんなさい!
やっぱり私…さかたんが好きです。
好きで好きでたまらないです!!!」






荷物を持ったまま駆け出した。






さかたんがさっき曲がったのはあの道のはず…!






間に合え、



















間に合え…



















間に合え!!!!







見つけた!






真っ白な衣服に身を包んださかたんに








後ろから抱きついた。








坂「うおっ!」



「あっ、ごめんなさい、」





勢いが強すぎてよろけたさかたん。





謝ると同時に抱きつくのをやめた。





そのせいでこちらを向いたさかたんは私の顔を見て





坂「…A?!どうして…今日退院やろ、」





すぐ目を逸らした。




「うん、そうだよ…でも、
どうしてもさかたんに
伝えなきゃいけないことがあるの。」




「私…さかたんが好き!本当に大好きなの…
でも…さかたんが沙耶さんと仲良しだから、
ヤキモチ…焼いてた。」



坂「…それ、ほんま?」




さかたんはマスクをいじいじする。



「…ほんま。」




私がそう一言告げると




さかたんは思い切り抱きしめてきた。





坂「…マジで泣きそう。」





私はさかたんの背中に腕を回し、




少し震えている背中をさすった。





坂「…よかった…俺もAが好きや、
大好きや!」





さらに力を強めたから




「ざがだん…死ぬ…骨折する…」




坂「そしたらまた一緒に居れるな。」



抱きしめるのをやめて顔を合わせた。




その時のさかたんのしてやったりな顔は




結構カッコよく見えた。w





沙「…ねぇ!どういうこと!?」





後から追いかけてきたのであろう沙耶さんが






またもや私達を引き剥がした。






沙「優くん!私も優くんが好きなの!
大好きなの!ひとりにしないで…」




さかたんの腕をぎゅっと抱きしめながら




ウルウルな瞳で見上げる沙耶さん。




もうこの場からは逃げない。




なぜかって?





それは、さかたんが私を選んでくれたから





さかたんは沙耶さんの腕を優しく払い、



坂「すまん沙耶、
俺にはAしか見えてへんから」



ーーーーーーーーーー

あー!!終わっちゃうーー

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kuria - 私も入院して、それで坂田さんとああなって、こうなって… (2020年8月2日 20時) (レス) id: d37c5381e0 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈 - 私も入院して、そんで坂田さんと... (2020年3月4日 22時) (レス) id: c8962603e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぬー@ぽたく - 私も落ちて骨折して、そんで坂田さんと… (2019年9月23日 20時) (レス) id: 856e5af163 (このIDを非表示/違反報告)
ぬー@ぽたく - 私も落ちて骨折して、そんで坂田さんと… (2019年9月23日 20時) (レス) id: 856e5af163 (このIDを非表示/違反報告)
もちづき - 将来私看護師なるわ……そんで坂田と、………。 (2019年5月5日 0時) (レス) id: 161b85324f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そらね | 作成日時:2018年6月24日 14時

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