＊サッカーバカ ページ27
＊
円「まだ手が痺れてる.......」
シュートを受けきれなかった守は自分の掌を見つめて呟いた。あまりに凄まじい必殺技にイナズマジャパンは尻込みする。
やっぱり、強い。リトルギガント。
大介さん.......。
今までに戦ったことの無い、立ちはだかる強敵に怖気付きながらも、そんなチームと戦えることに興奮を覚えた。でもそれは守も同じようで
円「すごい......すごい、すごいっ！！こんな強いチームがまだ世界にはいたんだ！！よーし、次は絶対止めてみせるっ！！」
「守！！次は絶対点取ってみせるから！！」
円「あぁ！！頼んだぞ！！」
楽しい。心の底からそう思った。
決勝という夢の舞台で思いっきり戦える。
最高の瞬間がいまここにある。
そんな熱い展開にあたし、そして皆も
胸を躍らせていた。
豪「サッカーバカしかいないな。」
やりとりを見てそう言う豪炎寺も、先程より柔らかい表情を見せていた。周りを見渡せば皆も笑っている。
皆を見渡して笑ったあと、リトルギガントへと視線を移す。今のあたし達は挑戦心に満ちた生き生きとした顔をしているんだろう。
「絶対追いついてみせる！」
ﾋﾟﾋﾟｯｰ!!!!
「豪炎寺っ！！」
イナズマジャパンは再び反撃を開始した。
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作者名：鈴神 | 作成日時：2020年6月11日 9時
