＊危ない状態※フィディオ視点 ページ13
＊
久遠「そうですか...。わかりました。」
意識を失ったAは急いで病院に運ばれた。
俺やジャパンの皆、ミスターアラヤが病院の待合室で不安げにAの容態を見守っていると、看護師さんに話を聞いた久遠監督が戻ってきた。
その表情は苦しげでどくんと心臓が嫌な音を立てる。
円「監督、Aは.....」
久遠「なんとも分からない。ただ、このまま目を覚まさないと危険な状態だそうだ。」
円「そんなっ、！」
久遠監督の言葉を聞いて、その場にいた全員ががくんと肩を落とす。マネージャーの女の子達は肩を抱き合って泣いている。
円「やっと、皆で決勝にいけるのに......っ」
フィ「守......」
すると、久遠監督は静かに守に尋ねた。
「ガルシルドは、逮捕されたみたいだな。お前達、Aの過去を、聞いたのか？」
円「いえ、ガルシルドと何かあったことしか......」
「そうか。」と言った久遠に「俺から話させてください。」と頼み込めば黙って頷いてくれた。
そして、皆の前に出てAが前に話してくれたことを打ち明ける。
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作者名：鈴神 | 作成日時：2020年6月11日 9時
