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家に着いて夕飯の準備をしているとインターホンが鳴った
「…は？」
画面に映っていたのは小瀧くん
「センセ、これ」
そう画面に見せてきたのは私が持っていたはずの退職願
「…え？なんで！？」
「返して欲しいんやろ？開けて」
渋々ドアを開けると「お邪魔しまーす」って勢いよく家に入ってきて
止めることすら出来へんかった
「小瀧くん、帰って！」
「え？今帰ったらコレ、俺のもんになるけど」
そう言って退職願をチラつかせニヤって笑う
「はぁ〜、付けてきたん？」
「それしかないやろ、先生馬鹿なん？」
「警察に突き出すか大人しく帰るかどっちがええ？」
「んーー、警察？」
「…はは、ホンマにするで？」
「おん。ええよ、学校辞めれる絶好の機会やん」
なんだろうこの感じ
本当に辞めたいって思ってるのかな
小瀧くんは大人びた雰囲気をしているけど
きっと中身は繊細で不器用なあどけない子なんだと理解した
「どーするん？俺とゲームする？」
「ゲーム？」
「先生が辞めへんって言うなら俺も辞めへん
こうしたら辞めたくても辞められへんやろ」
どこがゲームなのか分からへんかったけど
こんな私を止めてくれる人がいることが素直に嬉しかった
「……、分かった、辞めへんから返して」
「ダメ。俺が本当に先生辞めないんやなって確信するまで返さへん」
「…ホンマ……、大人をあんまりからかうのやめなさい」
でも結局返してくれなくて
しれっと夕飯まで一緒に食べてしまった
ソファーで寝てる彼
こんな夜遅くに1人で帰らせる訳にも行かずそのままブランケットを掛ける
「可愛い顔してるやん…」
赤ちゃんみたいって言ったら怒られるんやろうけど
ホンマに可愛い寝顔
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raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね！応援してます、更新頑張ってください！ (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください！これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです！照史君の作品も楽しみにしています！頑張って下さい。応援しています！ (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年10月14日 22時
