検索窓
今日:20 hit、昨日:4 hit、合計:101,474 hit

ページ4

.









「ねぇ!ビックニュース!」


「ん?」


「流星くん、高校卒業したら東京の大学行くらしいよ!!?」


「…え、」




高校卒業しても


まだ会えると思っていた


どっかでばったりね…なんてことがあると思っていた




でも、それももう終わり






「いいん?」


「なにが?」


「流星くんのことこのままでいいん!?」




友達はいつも背中を押してくれる


体育祭の時に写真を撮れたのもいつも彼女のおかげ




「だめ!絶対だめ!」


「私、流星くんファンいっぱい知ってるけどAが1番愛強いと思ってるから」




その言葉が素直に嬉しくて


流星くんが引退するまでに何が出来るか必死に考えた




私の目標は顔と名前を覚えてもらうこと


ただそれだけ



付き合おうなんて思ってへんし


てか、付き合える訳ないし





やから、応援しようって


試合には必ず行って


ちゃんと応援しようって思った



彼のプレーを見れるだけで私は幸せやから






その日の部活


自然と視線は流星くんに向く




バックには流星くんのために作ったお守りといちごみるく


今日の帰り絶対渡すって誓って部活が終わるのを待っていた





テニス部の練習が終わってサッカー部のコートを見ると流星くんの姿がない


不思議に思いながら更衣室に向かう途中で足を引きずった流星くんとすれ違った




「流星くん…怪我したんかな?」


「え?なんで?」


「足引きずっとった…」


「嘘…来週からやで試合」




心配で心配でゆっくりと遠ざかっていく彼の背中を消えるまで眺めていた









.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (366 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
380人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね!応援してます、更新頑張ってください! (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます!現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください!これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです!照史君の作品も楽しみにしています!頑張って下さい。応援しています! (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:raf. | 作成日時:2019年10月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。