． ページ27
.
本格的な受験シーズンに入り
クラスメイトがみんな進路先を決定していく中
第一希望の大学に
私は落ちてしまって、職員室にそれを言いに行く
「…中間先生……」
「…あ、ちょっと別の部屋行こか」
私の雰囲気を察してか小会議室みたいなところに私を連れていく
「…落ちました」
「…そっか。悔しい？」
「…はい。」
「ふふ、特別やで」
そう言って私の前で両手を広げる淳太
私はその胸に飛び込む
すると大きくて優しい長い手が私を包み込む
淳太の鼓動が伝わってくる
私は泣いてしまって
授業の始まりのチャイムがなっても淳太は私のそばに居てくれた
「…授業…いいんですか？」
「今はこっちの方が大事やし。ゴメンな受からせて上げられへんくて」
私の努力が足りひんかっただけやのに淳太が謝るなんてズルすぎる
「次は絶対受かります」
「おう。一ノ瀬は笑顔が似合うで」
そう言って涙を拭ってくれる
先生は小走りで授業に向かっていった
その背中は大きくて頼もしかった
その後第二希望の専門学校に合格し
急いで淳太に報告しに行く
「淳太！」
「…！おい、声でかい」
廊下で歩いていた淳太に走って向かう
合格と書かれた封筒を淳太に見せつける
「おめでとう！」
「ほんまに淳太のおかげ」
ハイタッチをして握手をする
淳太のおかげで受験勉強も頑張れて無事合格することが出来た
ほんまにほんまにありがとう
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 380人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね！応援してます、更新頑張ってください！ (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください！これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです！照史君の作品も楽しみにしています！頑張って下さい。応援しています！ (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：raf.
| 作成日時：2019年10月14日 22時
