eternally85 ページ40
A 「翔くんに、直接気持ち伝えたことないのに、あんな形で、聞かれて、、
翔くんが、鈴谷さんに優しくしてるの見て、、
悲しかった。」
ニノ「まあ、あの場を抑えるための、行動だったと思いますよ。」
A 「わたし、何、期待してたんだろ。」
ニノ「期待？」
A 「翔くんのこと好きなのもやめるって決めて、気持ちも伝えないって決めてたのに、
鈴谷さんに優しくしてるの見て、すごく、
悔しかった、。」
ニノ「うん、」
A 「私、鈴谷さんに、ずっと、嫉妬してた。」
ニノ「そうか」
A 「翔くんが、まだ私のこと、好きな気持ちがあるかもって、少し期待してた。」
ニノ「、、、、。」
A 「はぁーあ、笑
私、全然、翔くんが好きなの、やめられてない」
翔くんが、鈴谷さんの手首を握って、手を引いたのを見て、自分の気持ちに確信を持ってしまった。
ニノ「そりゃそうだ。
長い間、翔さんだけが本気で好きだったんですよね。」
ニノが頭に、手をぽん、と置く。
その手があたたかくて、涙が、ぽろ、っと落ちる。
A 「ほんと、、そうだね、笑
馬鹿なことばっかりしてきた罰かな、笑」
泣きながら、ニノを見て笑う。
ニノが、辛そうな顔をして、私をぎゅ、っと抱き寄せる。
ニノ「何で、あなたたちの恋愛はうまくいかないんですかね。」
A 「、、っ、、ニノちゃん、、ありがとう。」
ニノの胸で涙が溢れて止まらなくなる。
ただ、翔くんが好きで、好きで、好きで、
その気持ちを消そうと、
他の誰かで上書きしようとしたり、
自分の気持ちに嘘ついたり、見ないフリしたり、
でも、翔くんのことが、誰よりも好きな気持ちは自分でも分かっていて、
それを認めるのが怖くて。
ひとしきり泣いて、
その後、潤くんが楽屋に来てくれて、翔くんは帰ったことを聞かされた。
潤「翔さんと話したけど、Aが心配するようなことはないから。」
A 「そう、」
潤「今日は、細かいこと考えずに休め。」
翔くんが、何て言ってたのか、聞きたいけど、怖くて聞けない。
A 「潤くん、ありがとう。」
その日は、真っ直ぐ家に帰って、
自分の見えてしまった素直な気持ちに向き合う。
バッグについてる、翔くんからもらった豚ちゃんのキーホルダーを外す。
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
