5 ページ5
あれから、早足で歩いて、結構ギリギリに校門をくぐった。
2「セーフ」
小笠原くんはそう言うと、振り向いて私に笑いかけた。
「小笠原くん、ありがとう、」
一気に恥ずかしさがこみ上げてきて、反射的に手を離す。
小笠原くんはちょっとびっくりして、さっき離した手で髪の毛をかきあげた。
2「小笠原くん、じゃなくて、カイでいいよ。」
「あ、うん、」
歩いている途中は、とにかく急いでて話す間もなかったし、
何より手繋がれてカップルみたいに登校したもんだから
赤面がバレないようにするのに必死だった。
でも今、まだ顔の温度が熱いのに振り向かれたら、、終わる!!
下向いてるから、見られてるかは分からない。
2「顔、赤いよ( 笑 )」
バ、バレてたあああ(;_;)
「そ、そういうのじゃない」
2「ふーん( 笑 )」
何よあいつ、半笑いでバカにするようにこっち見やがって!
もたつく私を尻目に、余裕を見せて下足場に向かう小笠原くん。
さっきちょっとだけ薄れた小笠原、…カイくんへの対抗心が、再燃するのがわかった。
1人で廊下を歩いてると、
7「A、今日はごめんな、でも…遅刻ギリギリやん( 笑 )」
「色々あって…」
7「今日も、一緒に帰れる?」
タカシはやっぱり優しい。
「うん、ありがとう」
7「じゃあ、今日も迎えに行くわ」
そう言ってバイバイしてそれぞれの教室に帰る。
やっぱり、2日目だし慣れてないからだろうけど、寂しかった。
カイくんは、もう隣で男子達と盛り上がってた。
?「Aさん、おはよう!」
話しかけてくれたのは、私の前の席の子だった。
えっ…と、誰だっけ…
?「私、カナコ。よろしく!」
カナコちゃんはそう言って握手して、って手を差し出した。
「よろしく、Aって呼んで!」
そう言って握り返すと、カナコちゃんはパアッて笑顔になった。
カ「私、昨日からずっとAに話しかけたかったの、話せてめっちゃ嬉しい!」
か、かわいい…
同じ女子をやめたくなるくらい可愛すぎる( 笑 )
なんとな〜く、横から視線を感じたけど、無視しておいた。
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノア(プロフ) - meiさん» ありがとうございます!亀更新ですが、楽しみにしててくださいな^^ (2018年7月7日 18時) (レス) id: 599db03769 (このIDを非表示/違反報告)
mei - いつもキュンキュンしながら読んでいます。これからも頑張ってください! (2018年5月27日 17時) (レス) id: 82fa943891 (このIDを非表示/違反報告)
8ko - はい!頑張って下さい! (2018年4月9日 21時) (レス) id: 0239e72474 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 8koさん» 嬉しいです(;_;)初心者ですが、これからもよろしくお願いします! (2018年4月7日 21時) (レス) id: 599db03769 (このIDを非表示/違反報告)
8ko - 私アロマのコンビ大好きなので、この作品を楽しく読めました!これからも更新頑張って下さい! (2018年4月7日 20時) (レス) id: 0239e72474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ノア | 作成日時:2018年4月6日 22時