『ただの』？

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「ご、ご 、ごめんなさい！」








ぶつかったのは、タカシよりちょっと背が低い男の子。









2「痛ってえ」




嘘！！







「ええっ、ちょっと、早く保健室行きましょ、ほら！」







2「ごめん、肩痛いからさ、ちょっと手引っ張って２組まで連れてってくんない？」





えええ、どうしよう…



でも、自分がしたことだし…




2「痛あ…早く」






そう言って手を差し伸べてくる





んもお…




「はい」




そう言って周りの目なんか気にしてられないから大股で１組まで連れてった



「ここ、で、いいですか？」







2「ふふ」




「何笑ってるんですか？」




ずっと下向いて笑ってる。なにこの人。






2「うっそお〜( 笑 )痛くねーよどこも」









「は？」





頭真っ白でついてけない。





あの恥と戦った20秒間返せ！








2「だいたいお前みたいなちっちゃい軽いのとぶつかったくらいで怪我する男いるかよ( 笑 )」





笑いながら席についてカバンの中いじり始める彼。









クソ〜〜！









「はあ、、ありえないですほんとに！」









2「怒らないで〜( 笑 )てかお前、何組？」








「２組…ですけど」







2「あっ、同じクラスじゃんよろしくね」








しかも…





2「あ、席ここ？ お隣同士、仲良くしてよ？」






まさかの隣だった。









はあ〜









無視して席につく







厄介になったあ〜









それにしても、さっきから女の子の視線が痛い。









まあ、イケメンと登校して、イケメンと手繋いで、、ってそりゃあ恨まれるに違いない( 笑 )

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