【荒北靖友】キミが教えてくれた愛

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あれから一週間、彼からの連絡はない。


紗南と別れ講義室に向かうと、休講の張り紙がしてあった。


紗南の講義が終わるまでどう時間を潰そう…


紙パックのいちごミルクを買って空き教室に入る。


ここなら誰も来ないだろうし静かだ。


適当に座って何度も携帯を開くけど、彼からの連絡はない。


今の彼に 私は必要ないってことか。


ちょっとだけ、傷つく。


ジュースを飲みながら 楽しそうな友達のインスタを見てると、自分と比べてしまってなんだか憂鬱な気分になる。


みんなの投稿にいいねしながら、窓から差し込む陽があたたかくていつの間にか眠ってた。






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｢やばっ…｣



目が覚めて焦って時間を確認する。


結構寝たと思ったけど、時間はそんなに進んでなかった。




｢起きたのォ？｣




安心したのもつかの間、後ろから声がしてびっくりして振り向く。


そこに座ってたのは


鋭い三白眼で ダルそうに私を見る人。






これが私と貴方の出会いだった。





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