20 ページ26
店の電気が消えたのを確認して急いで会計をしてカフェを出た。
大通りの横断歩道の信号はタイミングが悪くて赤.
裏口から出てくるはずのAを見失わない様に視線はサロンとカフェの間の路地。
「あ。あんなに走って転ぶぞ(笑)」
駆け出してきたAを見つけて思わず笑う。
途中で買った傘をなんとなく見上げて視線を戻すと青に変わった信号にオレも駆け出す。
でも・・・・
視線は逸らさないから見えていた。
しっかり見えていた。
大通りに駆け出してきたAの前に停まった車・・・
あんなに勢いよく駆け出してきたのは、、そういうことっか・・・
高そうなマットグレーの外車に笑顔で乗り込んだAを渡り切れないままの横断歩道の中央で見送った・・・
信号はとっくに赤に変わっている。
だからもちろん動けないけど、オレはさっき目の前で見てしまった事実を受け止めきれずにいた。
もう少し近づいたら声を掛けようって思いながらも先急ぐ心が行動に出て手を挙げた時だった。
車の助手席に乗り込んだAを躊躇なく抱きしめたアイツ
そして微笑んでキスをした。
体中になんだかわからない衝撃が走って動けなくなっって
何もかもが止まってしまった気さえした。
現に信号が何度変わったのかもわからないまま横断歩道の中央に立ち止まったままだ。
ポケットの中の振動で我に返り両手で顔を覆って空を見上げる。
傘は頭上から降ろされていてすっかりずぶ濡れ・・・
【なんだよ】
【え(笑)なに、ご機嫌斜め？】
【切るぞ】
【やーや！待てよ。いま何処だよ、今日休みだったろ？】
【・・・・・】
【チャンミン？】
【ん。聞いてるよ】
【だからどこにいんだよ！】
横断歩道のど真ん中って場所を伝えると『はぁ？』呆れたような声を出したキュヒョンが
『とにかく迎えに行くからそこで待ってろ』って
彼氏かよ・・・・(笑)
言われた通り、そこで待ってたら『バカなの？移動くらいしとけよ』って・・・(笑)
ま、確かに・・・
ずぶ濡れのオレを呆れたように笑いながら車に難なく招き入れたキュヒョン。
コイツのこういうところ、改めて感心する。
オレならきっと文句の１つも言ってやるところ・・・・
こういうところがモテる要素なんだろうなってマジマジ見てしまう。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SuperJunior」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
myu(プロフ) - 名無し82806号さん» 名無し82806号さんこんにちは。ご指摘ありがとうございます。会話の読みにくさ、誰の発した言葉かがわかりずらいという意味での改善と理解して以降対処致します。もし意図違いでしたらすみません。 (2020年3月5日 14時) (
レス) id: 79fae12944 (このIDを非表示/違反報告)
myu(プロフ) - ともさん» ともさんこんにちは＾＾なかなか進まないお話でごめんですぅ。チャンミンどーすんだろうね＾ｍ＾いつもお付き合いありがとうございま〜す＾０＾ (2020年3月5日 14時) (レス) id: 79fae12944 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82806号(プロフ) - こんばんは。会話が少し読みにくいので、改善して頂けると助かります (2020年3月4日 20時) (レス) id: da06839a06 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - myuさん、今晩わ！展開が…いよいよ大詰めでしょうか？ドキドキします。いつも楽しく読ませていただいてます。ありがとうございます！ (2020年3月4日 19時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
myu(プロフ) - みかんさん» みかんさんこんばんわ。雨＾＾降りましたよ(笑)うきうきチャンミンかぁ〜＾＾雲行き怪しいのかな＾＾；いやーん泣かないでぇ・・泣く＞。＜ (2020年2月23日 1時) (レス) id: 79fae12944 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：myu
| 作成日時：2019年12月27日 2時
