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2人で歩き始めて数分。



JK「……」



『……』



やっぱり静かになっちゃうよね…



JK「僕の…家、すぐ近くなんです」



いきなりそんな事を言い出したジョングク君に驚いたけど



『そうなんだ。一人暮らし?』



さりげなく聞いてみた



JK「1人、ヒョンがいます。兄弟じゃ無いですけど」



ほほぉ、上に1人いるのか。こんなイケメンと暮らしてるからさぞイケメンなんだろうなぁ。



そこからまた数分。



JK「僕ん家、ここです。」



そう言って指差したのは白塗りのマンション。



高級そうだなぁ



『あ、じゃあ私はここで。』



ジョングク君と別れようとした時、



?「あ、ジョングクお帰り。ん?お友達?」



あ、この人。



JK「ただいま、ヒョン。会社の先輩です。」



さっきの。



?「あ、どうも…ってさっきの…」



ここでちゃんとお礼を言えてない事を思い出した。



『あの、先程は本当にありがとうございました!命を助けてもらいました。』



?「命だなんて大袈裟だなぁ笑怪我してない?」



と言って軽く頭を撫でてくれた。



心臓が跳ねた気がした。



顔…赤くなってないかな



JK「ちょっとヒョン、僕置いてけぼり。」



?「ああ、ごめんごめん笑さっき駅で会ったんだよ。」



そう言ってジョングク君に駅の話をした。



『あの、お礼をさせて下さい!助けていただいたんで…』



?「お礼なんていいよ〜あ、名前聞いてなかったね?」



『あ、私はAと言います。」



「Aちゃん…あ、僕はソクジンだよ」



ソクジンさんっていうんだ。



ジョングク君もそうだったけど、顔がすごい整ってる。



俗に言うイケメン。



JK「時間遅いし、お友達にでもなったら?ヒョン」



JN「……あ、そうだね。よろしく、Aちゃん。」



『あ、はい!よろしくお願いします。」



彼の笑った顔を初めて見た。



やっぱり見とれてしまった。



きっと、ソクジンさんには人を惹きつける力があるんだ笑



『じゃあ、今日はおやすみなさい』



JK「おやすみなさい。先輩」



JN「おやすみなさい」



歩き出した時、ソクジンさんが何か呟いているのが見えた。



『…また会えた…ね?』




あんまり気にしなくていっか。それよりお礼、考えないと。



ソクジンさんのことを考えるとワクワクしている自分がいることにまだ気付いていなかった。

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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時

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