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たしかにそこに、彼はいた



綺麗な顔をして



目を瞑って



その目は、もう2度と開かないと思うと



もう1度私を捉えて欲しくて



『…ジンさん……』



自然と声が出てしまう








寂しい







隣にいるジョングク君が手を握ってくれてる



でも、気分は良くなりそうになくて



涙で視界が歪む



「…悲しんでいる所すみません。この病院の院長でございます」



後ろから声がした



JK「…ジンヒョンは…どうして?」



声が出ない私の代わりに



ジョングク君が話してくれる



「…こちらとしても信じられないのですが…謎の液体によるものだと思われます」



…謎の…液体



あの、駅での事



私が、殺してしまったも同然



JK「違う、ヌナは殺してないですよ」



私の心を読み取ったかのように



そう呟いてくれるジョングク君



その後はよく覚えていなくて



泣き疲れたのか



待合室みたいな所に通されて



椅子に座ったら



意識が朦朧とする中



眠ってしまった



夢の中で



ソクジンさんが



「Aちゃん」



って呼んでる気がした

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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時

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