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JK side



辛い



ジンヒョンが、亡くなった



いきなり、部署に電話が鳴り響いて



電話に出た人が走ってこっちに来た



「ジョングクさん!病院から…」



話を聞いて、走ってデスクを飛び出した



閉まりそうなエレベーターを抑えて



JK「ちょっと待って」



そう言って顔を上げると



今にも泣きそうな、Aヌナ



そんな、顔しないでよ



もっと



もっと



辛くなる



彼女だけは悲しませないと



タクシーまで連れて行く



タクシーに乗って走っている時



昨日のジンヒョンとの会話を思い出す



お風呂から上がった僕に



JN「グク、ちょっと良いかな」



珍しく呼びかけたジンヒョン



JK「何ですか?」



JN「…僕が居なくなったら、Aを、幸せにしてね」



JK「…は、」



JN「…よろしくね」



いつもと同じ顔で



そう呟いたジンヒョン



JK「何かあるんですか、ねぇ、ヒョン」



何も口を開かないヒョン



…怒りが、込み上げてきた




JK「っ、…言えよ!」



ジンヒョンを壁に叩きつける



何かあるなら…僕に…



僕じゃ、彼女を



幸せには、できないんだよ



JN「…ごめん」



顔を上げたジンヒョンは







泣いていた





あの時と、同じ





涙だった






衝動的に、抱きしめた



JN「っ、ごめん…な、ジョングク…」



声を上げて、泣いていた、ヒョン



今胸の中で泣く、Aヌナと同じように



ヒョンから頼まれた



Aヌナを、幸せにすること



でも、ヌナも、辛いけど



僕も、同じくらい、辛い



泣いているヌナを目の前に



僕も、涙を流した



ヒョン、どうして



どうしてですか

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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時

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