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JN「ただいま…何してたの?」
静かな部屋に響く声
JK「おかえりなさい。別に、何も」
JN「…そっか。Aちゃんおはよう、今コーヒー淹れるね」
さっきまでの体制は嘘のようで
ソファに普通に座る私とジョングク君
ソクジンさんが入ってくる直前に引き上げられた
JK「ごめんなさい」
その一言を添えて
JN「はい、コーヒーどうぞ。グクもおかわりいる?」
JK「大丈夫です。…ヌナ、ごゆっくり」
そう言ってジョングク君は自分の部屋に戻っていった
JN「隣失礼しまーす」
入れ替わるように隣にジンさんが座る
ジョングク君とは違って、ぴったりくっついているけど
ずっと頭を撫でられている
『ソクジンさん?』
JN「ん?」
『あの、手、』
JN「嫌だった?」
『嫌なわけじゃ…っや』
首に、顔を近づけるソクジンさん
そのまま痕を付けられる
『…いっぱい付いてるのに…』
JN「これは、さっきグクに触れられた分」
顔を見ると切ない顔をしているソクジンさん
JN「俺以外の、男に触れられないでね?」
『…ん、わかりました…』
JN「その分俺がたくさん愛してあげるから」
その日はそのまま
ソクジンさん家でジョングク君と3人でテレビ見たり
くつろいで過ごしていた
この幸せな日々が
いつまでも続けばいい
続いて欲しいと思った
でも、人生って
そんな上手くいかない
知ってる、つもりだった
いつもと何も変わらないデスクで
鳴り響く携帯の電子音
『…はい。……え?』
『ソクジンさんが、亡くなった…?』
たとえその人生が
作り変えられた人生だったとしても
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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時