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JK side
土曜日なのに、仕事って
しかも、バリバリ残業あるし
JK「…辛い」
もう日付を超える時刻
タクシーで家の前まで行く
扉に鍵をかけたけど
JK「…開いてる?」
扉が開いている
見知らぬ靴が1つ
…女物じゃん
リビングまで行くとジンヒョンの部屋から聞こえてくる声
『んっ、や、も…』
JN「っ、俺、もっ…むり」
…あー、そういうことか
聞いちゃいけないと思いつつも耳に入ってくる声
JN「A…ちゃん…好き…」
え…A…?
今ジンヒョンとやってる人って
A…先輩なの?
A先輩ってわかってから
声がもっと耳に入ってきてしまう
トイレに駆け込んで
自分で自分の手を汚した
…何やってるんだろう
片付けてトイレから出ると
部屋から出てきたジンヒョン
JN「お、グクおかえり」
JK「…ただいま」
ジンヒョンは下しか履いてないし
見せびらかしているようなもの
JK「…ヒョン、」
JN「ごめん、うるさかったよね」
笑いながら水を飲みに行くから
部屋がうっすら見える
布団から伸びている白い足
僕の中で何かが抑えきれなくなって
キッチンにいるジンヒョンを見もせずに自分の部屋に戻った
…やっぱり、今日でわかった
A先輩の事が、好きなんだ
モヤモヤする気持ちを押し潰そうとして
お風呂も入らずに眠りについた
ジンヒョンが「俺が……なるまで待ってて」
なんて呟いてたのも知らずに
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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時