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お昼を買って待っていると
遅れてやってきたA先輩
コーヒー手に持ってるし
何かあったことくらいは僕にでもわかる
今は触れないでおくけど
美味しそうなお弁当を食べる彼女を見ていると
お弁当を欲しがってる様に見えたのか一口くれると言い出した
…食べるでしょ、美味しそうだし
箸を取りに行こうとすると
自分の箸使っていいよ、というA先輩
今の言動で完全に頭の回路がショート
いや、ダメでしょ
そう思ったけど
自分以外にもこんな感じなのかと思ったら嫌で
そのまま食べた
美味しかった
お昼の終盤
彼女に問いかける
JK「ここにくる前に何かありました?」
返ってきた言葉は「なんにもない」
予想はしていたけどジンヒョンの事なのかと思うと知らずにはいられなかった
ジンヒョンの事かと聞くと
ピクッと体を反応させて違うという彼女
あー、もう聞くのやめよう
直接ジンヒョンに関係なくても
2人の関係が
目に見えるように読めてしまったから
でも
あなたの想い人になれなくても
JK「1番じゃなくても僕が相談相手になりますから。」
あなたの近くにいさせて下さい
結局肝心な事は聞かずお昼を終えた
今日はいつもより仕事が多く残業になった
ジンヒョン待ってるし、早く帰ろ
そう思って駅まで走ったけど
電車に乗り損ねた
JK「っ仕方ないな」
歩いて帰る事にした
いつもはなかなか見ない星空を見る事が出来た
『…っと、肩使っていいから歩いて!』
どこかで聞いたことのある声
道の先を見るとA先輩と明らかに酔っ払った男の人
あの男、誰
ただの同僚や友達には見えないけど
この年にもなって隠れて見るなんて←
だけど、ただ事じゃなさそう
酔っ払った男に…キスされてるA先輩
ここで助けに行けたらどんなにかっこいいだろうか
頭ではそう思っているのに
家まで全力で走った
JK「っ、ただいま、ジン…ヒョン」
JN「おかえり、グク。そんな走ってどうしたの?」
JK「…A先輩が、知らない男にキスされてました。」
JN「え?、何いきな…「角のコンビニの前の道です。」」
そう言うとジンヒョンは上着を持って靴を履きだした
JN「夕飯、温めて先食べてて!」
飛び出していった
ヒョン、僕の代わりに彼女を守ってください
僕は彼女のヒーローにはなれないから
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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時