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次の日
いつもより早く起きてしまった
いつもは作らないお弁当を作ってみる
いつか、ソクジンさんにも作れるように
お弁当といっても、野菜炒めて詰めるだけだけど←
いつも通りに家を出て会社への道へつく
見慣れた駅のホーム
…そういえばここで助けてもらったんだったな
今思うと夢みたいだけど
現実の喜びを噛み締める
昨日の夜、しっかり考えてホソクに気持ちを話すことにした
あと、必要なのは…勇気だけ
『大丈夫、大丈夫』
「何が大丈夫なんですか?」
『ぅあ!びっくりした、おはよ、ジョングク君』
JK「おはようございます。先輩いつもこの時間なんですか?」
『そうだよー。今日はちょっと早い方かな。』
JK「……」
『?…どうしたの?』
ジョングク君がこっちを見たまま何も言わない
JK「…いえ、何でもないです。」
…変なの
そのまま2人で黙って会社に向かう
『あ、私この階に用事あるから…「先輩」』
JK「今日、お昼空いてますか」
本当はお昼にホソクに伝えようと思ったんだけど
せっかく誘ってもらったんだから、行ったほうがいいよね
『うん、空いてるよ』
JK「じゃあ、食堂で待ってます」
そう言って別れた
フロアで用事を済ませ、自分のデスクに向かった
エレベーターを待っていると
YG「お前、あんなイケメン捕まえたのな」
『っ…朝から何でみんな驚かせるんですか、というか見てたんですか』
YG「別に驚かせてねぇよ。んで、どこまでいったんだ?」
朝から何聞いてくるんだこの先輩
『いってない…というか彼氏じゃないですし彼』
YG「へー、でも本当は気になってたりして?」
NJ「おはようございますユンギ先輩、Aもおはよ」
ナムジュン、ナイスタイミング
『おはよう、ナムジュン!』
必死に話題を逸らそうとする私を見て悟ってくれたのか
NJ「ユンギ先輩、こんど契約の件なんですけど」
YG「あー、デスク着いてからでいいよ」
お陰でこれ以上踏み込まれずに済んだ
…ナムジュン様様だ
デスクについて、仕事を始めようとする
「おはよう、A」
後からした声に反応してしまう
『…おはよう、ホソク』
HS「もっと笑えよ笑、昼、コーヒー奢ってやるから」
そう言うと自分のデスクに行ってしまった
お昼に用事あるのに
伝えそびれてしまった
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作者名:りんごリラックス | 作成日時:2018年9月7日 0時