8話 ページ8
相葉君がキャーッって言いながら両手で顔を隠すふりをして笑いながらこっちを見てるから、私は何だろうと思って自分を見下ろして、直後に真っ赤になった。
いつの間にか智君の膝を枕にして眠ってた私。
もちろん素っ裸だ。
｢やだーっ、見ないで相葉君！｣
起き上がって慌てて胸を隠したんだけど、既に相葉君はしっかり見ちゃった後みたいでクスクス笑ってるばかり。
智君の方を確認したら、ソファに座った格好で熟睡しちゃってるし。
私はソファの隅に畳んで置いてたブランケットを羽織って智君を揺り起こした。
智君は私を見ると、とても幸せそうにふにゃ〜っと笑って、ちゅーをしようと顔を近づけてきた。
｢そんな場合じゃないってば！｣
顎を手で押さえれば、智君は不思議そうに瞬きした後、ようやく目の焦点が合った顔になって、背後の相葉君に目を留めた。
｢･･････あ、おあよ｣
にこっと笑った智君に、相葉君もにこっと笑った。
｢おはようリーダー！ 朝から仲いいね！｣
｢ンフフ｣
｢今日はいい天気だね、清々しいよまったく！｣
｢そだねぇ｣
･･････ダメだ。
この天然コンビに私の緊迫感は一ミリも通じない。
私は自分で対処をしようと決め、ブランケットきつく巻付けると寝室に飛び込もうとした。
でも、その腕を突然後ろから強い力で引っ張った智君は、自分の着ていたＴシャツを素早くバサッと脱ぐと、驚いている私に頭から被せた。
そして私の頭をくしゃっと撫でて素早く立ち上がると、相葉君の肩を抱いてキッチンに向かっていく。
｢相葉ちゃん、朝飯作って？｣
｢えっ、俺お客さんじゃないの？｣
｢相葉ちゃんって朝何食べんの？｣
｢えっとね、ご飯と納豆とみそ汁と目玉焼き｣
｢ちゃんとしてんね？ じゃあよろしく｣
｢えーっ｣
｢おいら手伝うし。一緒に作ろ？｣
そのお誘いは極上だったみたいで、何かを想像するように視線を上向けた相葉君の頭の中はおそらくお花畑状態だったと思う。
新婚家庭の朝のキッチンでも浮かんでいたんじゃないかな。
にやけてヨダレ拭いてたし。
私はその間に慌てて寝室に飛び込んだ。
･････智君、助けてくれたんだよね？
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
