5話 ページ34
｢さと君？｣
寝室の扉が開いて怜香さんが顔を出した。
私は目を見開いた。
怜香さんたら、バスタオル一枚を体に巻付けたセクシーな格好だったんだもの！
綺麗な肩のデコルテと細い足が惜し気もなく披露されちゃってる。
な、なんて格好!?
私は思わず智君の目を手で塞いだ。
でもぎょっとしてるのは怜香さんも同じだった。
床に寝転んで笑ってる智君の周りには、色とりどりのセクシーなランジェリーがところせましと散乱していた。
よく言えばお花畑の中にいる天使だけど･････残念ながらやっぱり変態みたいになっている。
それは驚くはずだ。
私と玲香さんは、お互いに驚愕した顔で対面していた。
結局怜香さんは私の服を着て、暫くの滞在の後にタクシーで帰って行った。
私は落ち込んでいた。
だって怜香さん、智君から服を借りる時、これ今の彼女のもの？ って聞いて、智君が素直にうんって頷いたのを見た瞬間、はっきりと傷ついた顔をしていたんだもの。
隠しもせずにショックをあらわにするその様子に、私もショックを受けた。
･･････やっぱり怜香さん、今も智君のこと好きなんだね･･････。
･････あーあ･････。
悲しくなっちゃう。
｢怜香さん、大丈夫かなぁ･･････｣
明け方、一度目が覚めたら怜香さんのことが気になってもう眠れなくなって、やるせない思いで私が呟くと、智君は寝返りをうって向こうを向いちゃった。
うるさかった？
まだ寝ていたもんね。ごめんなさい。
でも気になっちゃって声にださずにいられなくて。
･･････智君は何も思うところはないの？
そのあとも何度か溜息を着いてしまい、それがよほどうるさかったのか、とうとう智君は起きてしまって、再び寝返りをうってこちらを向くと、寝ぼけ声で言った。
｢･･････なんでそんな心配してんの？｣
｢･･････だって尋常じゃなかったし｣
びしょ濡れだったよ？
･････多分怜香さんは、智君に彼女がいるって知らなければ、あのままこの部屋で朝まで過ごしたかったんじゃないのかなぁ。
智君にいろいろ話したかったんじゃないのかな･････。聞いて欲しかったと思う。
･･････私、邪魔しちゃった･･････？
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
