13話 ページ27
｢ニャーン･･････｣
もう一度手の甲を舐めたら、智君はその手を私の背中の上に置いた。
でも様子を窺ってるのか、置いてるだけで撫でてくれないから、自分から手に身体をこすりつけたら、ホッとしたように撫で始めてくれて、私もホッとした。
気持ちいい･･････。
｢A、すげぇね｣
また言ってる。でも今度はもうその声に陰りはない。心底感心している声だ。
｢ニャン？｣
｢Aといたらおいら幸せ｣
私も！
智君は自分の手を胸に当てた。反り返ってる綺麗な指先。
｢胸ん中、気持ちが上がったり下がったり、忙しくなんだけど、それがくすぐったくて気持ちいいっていうか｣
智君は私を抱き上げると、私の身体に頬をスリスリとこすりつけ、目を閉じてしみじみと言った。
｢気持ちいー･････｣
智君･･････。
泣いてるみたいなフニャフニャの声だね。
私は、なんだかその様子が生まれたての赤ちゃんみたいに思えて、愛しさで胸を苦しくし、首を伸ばして智君の頬をそっと舐めた。
智君は夜中、私が一度眠って人間になったら、ベッドの上で説明してくれた。
｢今日おやっさんが、お互いの都合が合えばいつでも船出すって言ってくれたの。そんで自分の連絡先教えるからって言われて、出されたやつ登録したら、それあの子の私用のアドレスでね｣
私は驚いて顔を上げた。
寝起きで、智君の胸に頬を預けてまったりしていたけれど、それどころじゃない。
凄い。家族で包囲網張られちゃってるよ！
お母さんだけじゃなくておじいちゃんまで智君とチカちゃんをくっつけようとしてるの!?
･･････でも智君の方は、チカちゃんが智君に心を傾けていること、気がついているのかな･･････？
今日最後、二人の様子が少しおかしかったの、あれはなあに？
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ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちはー。嬉しいことを言ってくれますね〜。私の書いたお話がいいだなんて、幸せをありがとうございます。萌えちゃう。頑張りたいって思っちゃいましたよ〜。ありがとうございます！ (2019年10月8日 14時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんこんにちはー。今回の萌はセクシーランジェリーに囲まれた智君の図です(笑)。癒やされた〜。五人全員ホストにさせるのもありだね!?･･･囲まれてみたい･･･。多分私も召される。いや絶対。 (2019年10月8日 14時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - こんにちは。更新ありがとうございます。aoさんの書いたシェアハウス、読みたいです。5人と一緒のシェアハウスなんて最高！しかもそれがaoさんの書いた作品なら楽しみでしかないです。aoさんの作品、全部大好きなので…気長に待ってますので、よろしくお願いします。 (2019年10月8日 13時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - aoちゃんおはよう〜＾＾元カノのことも心配しちゃう主人公ちゃん優しいねぇ。でも心配にもなっちゃうよね。ってか女性下着にまみれてる智君想像したら笑っちゃったわ♪嵐さんがホストやったら召されちゃうわ♪智君やにのちゃんに甘やかされたーい♪ (2019年10月8日 9時) (レス) id: 6904188dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - ちゅん様こんにちは。癒すことが出来てとても嬉しいです。大満足。今日の更新は萌えと不穏な空気で複雑かもしれませんが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします〜。ありがとうございました！ (2019年10月8日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月30日 8時
