2話 ページ41
私はその唇に指先で触れた。
｢智君のキス、気持ちいいからちょっとだけとか、私が我慢出来なくなっちゃう。･････もっといっぱいして欲しくなっちゃうの｣
柔らかい唇。
触れてるだけで、もうキスしたような心地になりかけた私は慌てて指を外した。
でも引っ込める前に追いかけられてその指を食べられた。
｢あっ。･････ん、だめ｣
智君の舌が指先を舐めて、もうそれだけの感覚で、お腹の下の方がじんわりしちゃう。
｢やめて。･････変身しちゃうからぁ｣
訴えを聞いて指から口を外してくれる。
ホッとしつつも名残惜しく思っていたら、上目遣いで尋ねられた。
｢今の気持ちーの？｣
私は顔を熱くさせながら頷いた。
恥ずかしい･･････。
智君はまた私をぎゅーっと抱きしめてきた。
そして盛大な溜息を吐き出して言った。
｢ヤリてぇ〜｣
それは身震いせずにはいられない甘いおねだり。
でも叶わない。
だって途中で猫に戻っちゃうから。
智君は諦めをつけたように勢いよく起き上がった。
｢風呂入って来る｣
昨夜もお風呂に入ったのに？
･････それは追求しないでおこう。
智君に続いて起き上がって、ベッドの上で甘ーくなってしまった気持ちを落ち着けていたら、ふいに頭上に影がさした。
顔を上げるのと同時に、唇にほんの一瞬、キスが落ちてきた。
驚いて瞬きしていたら、もう背中を向けた智君がご機嫌で寝室を出て行くところで。
いつの間に戻って来てたの？忍者みたい。
･･････そんな短いキスだって、本当は私を変身させるに十分なんだよ。
｢ううっ｣
私はベッドの上でダンゴ虫みたいに丸まって、変身しそうになる盛り上がりかける自分の体を必死に宥めた。
私もお風呂に行きたい気分！冷たいシャワーを浴びなきゃ、この甘さは抜けませんっ。
近頃の私と智君はラブラブだ。
お互いの気持ちがなんとなくわかって、前よりもスキンシップが多くなった。
実は人の体でいたい理由の一つが、智君とイチャイチャするためだというのは･･････トップシークレットだ。
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
