2話 ページ37
昨夜も智君は帰宅が遅かった。同じようにソファで寝ちゃったから、仕方なくいったんは私も眠り、セットした目覚まし時計で起きると、人間の姿になって智君のお世話を焼いた。
後片付けをして、部屋の電気を落とし、最後にベッドに行こうって声をかけて誘ったら、ゆっくり身を起こして、私を見て嬉しそうに笑ったの。
多分、半分以上夢の中だったと思う。
智君は欠伸をしながら私に手を引かれてベッドに行き、着いたらコテンと横になった。
幼稚園児みたいに素直。
でもベッドの中から私を手招きで呼ぶ智君はやっぱり大人の男の人で、照れながら私も横になったら、すぐに足が絡まってきて、腕の中に抱き込まれた。
｢A、かわええね｣
フニャフニャの笑顔でそう言うと、チュッと唇に可愛くキスしてくれた。
でも智君はもう一度唇を近づけかけたんだけどふいに止めてしまい、照れたように笑うと、私をそっと離して背中を向け、向こう向きでぼそりと言った。
｢ごめん、あっちが反応しちったからもうやめとく。･･････襲っちゃいそう｣
丸まる智君の背中があまりにも可愛くて、もうこっちから襲おうかなと思ったけど、どうにか我慢した･･････そんな可愛いキス。
私は昨夜のキスを思い出してにやけた。
･･････でも、チュッていう突然の短いキスなら変身しないっていう、その特性は新発見だった。
短くて、突然で、感じる間がなかったせいかな？
そんなことを考えていると、智君が目を覚ました。
手をついて起き上がると、私を見てふにゃんと笑った。
｢きげんいい？｣
｢ニャーン｣
｢なんじ？ あー、1時か･･････｣
眠ってしまったことを少し後悔するように言って、智君は自分の首を撫でた。
｢風呂入ってくっから、A、先に寝てていいよ？｣
ありがとう。
｢ニャーン｣
智君を見上げてひと鳴きしたら、腕が伸びてきて頭を撫でてくれた。
そしてそのまま私を抱き上げると、ベッドルームに移動し、布団の上におろしてくれた。
｢いい子で寝んだぞ、おやすみ｣
智君は電気を消して出て行った。
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ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和＊様おはようございます。ニノちゃん押しだったんですね。彼は現実でも妄想でもほんといい仕事しますからねー。うんうん、わかります。楽しんでいただけるといいなぁ〜。 (2019年8月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様おはようございまーす！雄叫びありがとうございます。うふふ。ラブラブなのはほんと心の栄養ですよねー。活力お届けできるよう頑張りますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃん月末なんだね!? うちわ結局ウインクと投げチューとありがとの三種とりあえず作ることにしたよ。ほんと楽しいね！次は二宮君ちだよー。楽しんでね〜。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
萌和*(プロフ) - こんばんは！わーーー二宮さん家！ついに！にやにやが止まらない二宮くん推しです← 二宮さんが出てくるとは思ってなかったのでドキドキです〜次回も楽しみにしてます♪ (2019年8月9日 18時) (レス) id: 270b2e26c0 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ao様 ギァー\(//∇//)\ 2人のやり取りが可愛い過ぎて、ニヤニヤですよ！それに二宮さんまで絡みだして、ワクワク、ドキドキが止まりません（≧∇≦）これからの活力になる事間違いなしでございます。ありがとうございます！ (2019年8月9日 17時) (レス) id: 5bf90ac6c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年7月14日 9時
