10話 ページ25
｢･･････そっか、わかった｣
｢いや！多分全然分かってねえ！ 確かに前はそうだったけど、今は違うし、松にぃの女だし。･･･････あの日は閉じ込められてたとこから逃げるみたいにしてアパートに帰った俺が、まだ仕上げが残ってるのにどっかに逃走するのを恐れて追いかけてきて居座られただけだし、やましいことは何もない。･････俺が寝てる間に勝手に風呂入って勝手に人の服着て･････そういう女なんだよ。Aちゃんには想像つかねぇような別次元の女だから、多分、理解するとか無理だし｣
困惑顔で珍しく一生懸命になって説明してるおーちゃんに嘘がないのはよくわかった。
話の内容も、ちゃんと伝わったよ？
｢･･････会ってみたい｣
｢え!?｣
驚いてるおーちゃん。
｢その二人のマネージャーさんに会ってみたいなって。会ったらね、私、大抵大丈夫なの。ちゃんとその人のことわかるから。この間は情けないことに衝撃的過ぎてお色気しか目に入って来なくて。 ･･････影からこっそりでもいいよ？｣
渋るおーちゃん。
やっぱり元カノを合わせたくないのかなって思ってたら違った。
｢アラタは全然いいんだけど｣
アラタっていうのは、新田さんという、絵の方の女性マネージャーさん。松にぃから、もう自分の女だからおーちゃんは苗字で呼ぶように徹底されたそう。
｢松にぃはどうかな･････｣
｢どうして？｣
｢･･････Aちゃんが一回店来た時、腑抜けた顔すんなって後で目茶苦茶怒られて、ついでにAちゃんも目の敵みたいに思われてんだよ。丸っと俺とひとくくりに。･･･････それに、松にぃ、女に手が早いから、手だされたらおいら困るし｣
私は松にぃという人が、いよいよわからなくなった。
そこまでして松にぃの側にいる理由って何？
後で聞いたら、松にぃはおーちゃんの親戚なんだって聞いて驚いた。いくつも飲食店を経営しているやり手の人で、裏の世界でもかなり名を馳せた人らしい。おーちゃんはそんな松にぃの大のお気に入りなんだって。
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ao(プロフ) - 765proharukavaiさん» 765proharukavai様はじめまして。コメントありがとうございます。ラブラブ具合はいかがでしょうか。お楽しみ頂けてたら嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします！ (2018年9月6日 8時) (
レス) id: e96312c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - あいさん» あい様ありがとうございます！ぎこちなさが残る二人、うれしはずかしで、いい時期ですよね。慣れるとかなく、このままの二人でお送りできればなぁと思います。よろしくお願いいたします！ (2018年9月6日 8時) (レス) id: e96312c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - はるさん» はる様こんにちはー。ラブラブな二人、お楽しみいただけてますか？これからもよろしくお願いいたします！ (2018年9月6日 8時) (レス) id: e96312c6a0 (このIDを非表示/違反報告)
765proharukavai(プロフ) - 初めてコメントをさせて頂いています。いつも楽しみにして読ませて頂いております。純粋でほのぼのとしたふたりの雰囲気が、なんだかほっこりとしてとっても和みます！これからのラブラブ具合が楽しみです!!次の更新を楽しみに待ってまーす。 (2018年9月5日 16時) (レス) id: 42941b0f76 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - お話も現実も台風一過で幸せ気分です。まだぎこちなさが残る微妙な距離感の二人が可愛らしいですねー☆ (2018年9月5日 12時) (レス) id: cdabb1149e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお
| 作成日時：2018年8月28日 15時
