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《 HIRO side 》
とうとうあの日が来た。
あの日、Aはニューヨークへ行くことを了承してくれた。
今日はもう飛び立つ日。
もちろん誰も、彼氏の陸ですらも知らされていない。
Aには、急なお願いだったこともあり、ささやかながら、ニューヨークでの生活に困らないよう、家や服、家具など何から何まで事務所が揃えるという条件でニューヨークへ行ってもらうことにしたので、今日はマネージャーや運転手ではなく、俺が迎えに行くことになっている。
その間、いつでも日本に帰ってこれるように部屋は残しておき、今回は必要最低限のものしか持ってこいと伝えた。
当日はいろんな手続きもあるから、と12時すぎに迎えに行った。
家の前にはもうAが立っていて、
「…おねがいします、」
といいAが乗り込む。
その表情はどこか悲しげで、壊れてしまいそうで、今にも泣き出しそうな顔をしていた。
HIRO『俺の車に乗せたことあるやつなんてEXILEでもなかなかいないんだからAはレアだな!(笑)』
「ははっ、そうですね」
なんて無理に明るく振る舞うA。
ごめんな、そんな顔をさせて。
ただ、必ず幸せにしてやるからもう少しだけ我慢をしてくれ、と心の中でつぶやいた。
HIRO『A、実はお前を連れていきたい場所があってな。
それで少し早めに出発したんだ。
寄ってもいいか??』
「はい、もちろんです!」
そういったAをある場所に連れて行く。
ついた先はパーティードレスなんかを扱うお店。
「HIROさん、ここですか?」
HIRO『あぁ、ここだ。
車停めてくるから、さきに店の中に入っててくれ。』
「はい。」
そういって店に入るAを見届けて車を停めに行った。
店に入るとかわいらしい笑顔で店員と話すAの姿があった。
HIRO『何かいいものがあったか?』
そう聞くと、
「どれも可愛いですけど…私が着るような服では…」
HIRO『そういうと思った(笑)
すみません、この子に1番似合うドレスと靴とバッグ、、全身コーディネートしてください。』
そう店員に伝える。
「え!?HIROさん!?」
なんて言ってるAに向かって、
HIRO『あぁ、いい忘れていたが、今日は着いたらすぐにパーティーに参加してもらうからな〜(笑)』
と伝えた。
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RAMPAGELOVE(プロフ) - 続編待ってます! (2019年7月2日 22時) (レス) id: cff8bbf172 (このIDを非表示/違反報告)
彩涼(プロフ) - 続編見たいです!! (2019年7月2日 7時) (レス) id: a0b05dea4a (このIDを非表示/違反報告)
蓮音(プロフ) - 陸さん素敵…(*´-`) (2019年6月27日 23時) (レス) id: 9a33fdf336 (このIDを非表示/違反報告)
ぺよたん。(プロフ) - リィさん» コメントありがとうございます!!そんなそんな、、光栄です( ; ; )もっともっとかっこいい陸くん出せるようにがんばります! (2019年6月24日 0時) (レス) id: 6d6261c490 (このIDを非表示/違反報告)
ぺよたん。(プロフ) - りすの嫁さん» コメントありがとうございます!!とても励みになります!がんばります!! (2019年6月24日 0時) (レス) id: 6d6261c490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺよたん。 | 作成日時:2019年6月16日 3時