犬系彼氏、猫系彼女。【青山陸】

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マネージャーの車に乗り込むと、仲良く一つのスマホをのぞき込んでいる壱馬と北ちゃん。




お互いおはよ〜なんて言いながら事務所へ向かった。









事務所につくと、見つけた愛しい姿。






『 Aっ！！！ 』







「 うわっ…………おはようございます 」







いやいや、うわっていったよね？？







いつもの笑顔だけど貴方うわっていったよね？？





えっ？？俺彼氏なんだけど？？






なんて言葉は飲み込んで ………






壱『陸さん、全部丸聞こえです。(笑)』







『え！？！？』







「青山さん、ここはロビーなので静かにしてくださいね。」






なんて鼻で笑われる。








『うっ……ごめん、なさい……』








「川村さん、早く連れてボイトレ行ってください。」








なんて言われた壱馬は、はーいって言いながら
俺の腕を引っ張る。







『あ〜！A！！今日仕事終わり待っててね！！』







「考えておきます。」









なんて言いながらも顔は笑ってるから、




きっと待っててくれるだろう。






やっぱりあの笑顔を朝から見ると




幸せな気持ちになる。






Aの仕事終わり、どこへ行こう？？






今日もたくさん甘やかそーっと。









今日のボイトレはなんだかうまく行く気がした。

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