甘い甘いカップル 青 ページ27
side 青
ふわふわ、ぽやぽや、という雰囲気を纏いながら、きょろきょろと俺の姿を探しているうちのお姫さま。
その目に俺が入った瞬間に、ぱぁっと明るくなって、とてとてと歩いてくる。
緑「んふふ、翔太ぁ、」
青「どうしたの?」
緑「えへへ、かっこいいねぇ、」
みんながいる楽屋なのに、にこにこゆらゆら嬉しそうにくっついてくる。
珍しい、楽屋でこんなに近くに来るなんて。と思いながらも、せっかくだからぐりぐりと押し付けられる頭を撫でる。
緑「んー、翔太ぁ、」
青「なぁに、」
緑「好き、」
きゅっと目を細めて言った姿が猫みたいで可愛くて、ついつい耳辺りにキス。
青「もう、なんでそんなに可愛いの?」
緑「ん?翔太が俺のこときゅんきゅんさせるからだよ?」
首を傾けて放たれた言葉が完璧すぎて、またついついほっぺたにキス。
もっと、なんて可愛くおねだりしてくるものだから、ほっぺたを両手で挟んで色んなところにキス。
亮平が止めないから調子乗って、顔中を何周もした。
そんなとき、きゃー、なんていうラウールの声と、まだ見ちゃダメ。というふっかの声で楽屋だということを思い出した。
隣のお姫さまも顔を赤くして、恥ずかしそうにうつむいている。
青「みんなにラブラブなのバレちゃったね?」
緑「んふふ、そうね?」
亮平にだけ聞こえる声の大きさで言えば、それと同じくらいの大きさで返事が返ってきた。
くふくふ楽しそうに笑っているお姫さまが可愛くて、きゅっと腰を抱き寄せたとき、ぺしっと紙で頭を叩かれた。
紫「お前、やりすぎ。」
青「なんで俺だけ叩くんだよ、」
紫「阿部ちゃんのこと叩くと、お前が怒るからだよ。」
呆れたような表情のふっかが、企画書をひらひらさせた。
確かに、亮平を叩いたら、亮平と同期のふっかでさえも許しやしないだろう。
緑「ふっかぁ、俺も悪いの。だから、許して?」
紫「うぅ。仕方ない、今回だけだからな。」
可愛い同期の上目遣いには勝てなかったふっか。やっぱりふっかも亮平に甘い。
緑「許してもらえたぁ。」
青「ふはっ、そうだな?」
にこにこ体を揺らして、子供みたいに喜んでいるお姫さまを今日も俺のお家に連れて帰ろうかな。
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葡萄 - 雪男のお姫様のパスワードおしえてください (2022年2月23日 21時) (レス) id: 02f8958579 (このIDを非表示/違反報告)
青緑(プロフ) - airiさん» 『リクエストについて』にも書かせていただきましたが、ただいまリクエスト受付を停止しております。ですから、せっかくいただいたリクエストですが、お断りさせていただきます。これからも頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。 (2021年8月13日 17時) (レス) id: 1ed3f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
airi(プロフ) - はじめまして!いつも楽しく読ませてもらってます!リクエストなんですけど、前の、兄弟に愛されすぎて困ってますって作品の続編って書いてもらうことは出来ますか? (2021年8月13日 9時) (レス) id: 496098c2f3 (このIDを非表示/違反報告)
青緑(プロフ) - ことねさん» それでしたら、一度作者のボードまで来ていただけるとありがたいです。お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 1ed3f7c2fe (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - コメント失礼します。パート位置から読みたいのでパスワード教えていただきたてきたいて゛すヒントは読んだのですが難しい方よくわからないです、、 (2021年8月7日 3時) (レス) id: 23425c663f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青緑 | 作成日時:2021年5月30日 0時