検索窓
今日:25 hit、昨日:13 hit、合計:29,370 hit

ページ11

A(うわ〜〜〜寒っ)


意気揚々と店を出てきたは良いものの、すでに時刻は夜中の三時を回っている。真冬の夜中は寒すぎる。
「早く来いよ・・・」なんて思っていたその時


アサヒ「、、、ワッ!!」

A「っ!!!!」


背後から驚かされ振り返るとニヤニヤしているアサヒ。


A「も〜〜〜〜・・」

アサヒ「お待たせ」


さっきよりは少し酒が抜けたような様子のアサヒ

こんなに普通に会ってて良いのだろうか、アサヒには彼女がいるし、彼女じゃなくても友達とかに見られたら相当まずいんじゃ・・って思うけど今はそれより自分の気持ちを優先させてもらうことにした。


アサヒ「どうする?」

A「寒いからとりあえずどっか入りたい」

アサヒ「居酒屋か、、どこだ?」

A「ん〜〜どうしようか」

アサヒ「それかネカフェ?俺ちょうど今ネカフェの会員証作りたいんだよね」



アサヒから個室に誘ってきたっっっっっっっっっっ



この人頭大丈夫なのかな?なんて思ったけど好都合な私はそれを承諾した。




店員「お部屋は一室でよろしいですか?」

アサヒ「はい」

店員「ただいまこちらの少し狭いお部屋しか空いていないのですがよろしいですか?」

アサヒ「大丈夫だよね?多分」

A「うん」

アサヒ「大丈夫です」



こうしてたしかに二人には少し狭い部屋に二人で入った。


アサヒ「映画見ようぜ」

A「おーいいね!」

アサヒ「何が良いかな〜・・・」

A「・・・あ、これは?この怖いやつ」

アサヒ「A泣いても知らねえぞ」

A「それはこっちのセリフ〜、付き合ってた頃ホラー映画見に行ってビビってたの誰だっけ」

アサヒ「びびってねえし」

A「ふ〜〜〜ん?」

アサヒ「・・・なんか懐かしいな、やっぱり」

A「懐かしい?」

アサヒ「うん、落ち着く」



そこまで言うなら本当に付き合ってくれよ、こう言いたかったけど今はしまっておいた。


それから約一時間半後、映画を見終えた。



A「意外といけたね」

アサヒ「余裕」

A「それは嘘笑」


しっかりビビってたアサヒを思い出して笑いそうになった時


アサヒ「俺後30分後くらいに出る電車で帰るって言ってあるんだよね」

A「誰に?」

アサヒ「彼女」



心臓が大きく跳ねた。



A「帰る時間報告してるの?」

アサヒ「・・・同棲してるんだよね」



私の復縁計画にヒビが入ったような気がした。

揺らぎ→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
258人がお気に入り
設定タグ:treasure , アサヒ , ハルト   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

cooky(プロフ) - とてもおもしろいです!続き楽しみにしております! (2022年4月15日 23時) (レス) @page23 id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひくん | 作成日時:2022年3月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。