No,46 ページ47
rb「東南より、部隊確認」
em「コネシマさんの部隊はBの5に移動して下さい」
kn〈あいよ〉
本日は、あのD国との戦争から5ヶ月が経った、G国との戦争。
zm〈っ〜！……やっば〉
rb「大丈夫か、ゾム」
Aがいなくなった事もあり、暗殺部隊の戦力はガタ落ち。
ゾムは苦戦を強いられていた。
zm〈何とか大丈夫。ちょっと右肩やってもうたけど〉
rb「何が大丈夫やねん。一旦引いてええから、戦闘中断しな」
zm〈あぁ、わk………え、？〉
rb「…？どうしたん」
突然言葉を失くすゾム。
インカム越しに、「え？え？」と困惑している声が聞こえてくる。
em「シャオロンさん？どうしました？」
sh〈？？？……なん、で？…え？〉
それはエーミールの方でも同じようで、
シャオロン、コネシマ、ショッピと、次々に同じような声が聞こえてくる。
何が起きているのか分からない二人は、
ひたすら戦場にいる奴らに問う。
rb「大丈夫か、お前ら」
kn〈とりま、この戦争に型つけてから話すわ…〉
一体、何がどうしたと言うのだろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
gr「ご苦労であった。無事、勝利することが出来た」
その言葉で喜んでいるのは、一般の軍人達だけで、
幹部一同は、顔を曇らせていた。
tn「何や、お前ら。どうしてん」
ut「珍しく怪我ないやん。ゾムとか肩どーのこーのって聞いとったのに」
かすり傷一つない幹部に、違和感を覚える。
ゾムなんて、肩に一撃もらっているはずのなのに、
服が破けているだけで、傷跡が一つも見当たらない。
ロボロ達が不思議そうに見ていると、
突然、ゾムが自身のナイフで腹を刺した。
tn「！？お前、何して……！！」
zm「見てて」
tn「……？」
言われるがままに、その腹の傷口を見つめる。
すると、徐々にその傷口が修復されていき、
何事もなかったかのように、刺される前に戻った。
その事実に皆が息を呑む。
ht「……ぇ」
kn「俺ら、……不死身になってもうたかもしれん」
同じく心臓にナイフを刺したコネシマも、
血が服に残るだけで、傷口が塞がった。
rb「急に、何で……？いつから…？」
sh「手紙の最後の文章」
rb「え？」
sh「最後の文章、覚えとる？」
これから幽霊となって呪うから、覚悟しててよね
私がお前らに二度と会わないよう、一生の呪いをね
gr「まさか……」
tn「…っ俺らに会わないようにって、そういうことかよ…」
Aは、幹部の体を不死身にしたらしい。
『あはっ、ばぁーか』
そんなAの声が近くから聞こえた気がした。
ーENDー
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ラム猫。(プロフ) - くろほたるさん» ありがとうございます！実は続編も出そうか悩んでいるので、その時はまた読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月25日 20時) (
レス) id: 02801ed11f (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - 最後はやっぱり彼らの事が大好きだという言葉が見えて満悦です。死後世界組の関係も個人に刺さりまして起承転結全て楽しめました。執筆お疲れ様です！とても面白かったので周回できます！ (2023年1月25日 18時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 感動して頂けたなんて光栄です！なるほど…今作はここで打ち切りの予定でしたが、続編も考えて見ます！ (2022年11月28日 18時) (レス) id: c372fc4406 (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 今更ですが全話読みました、めっちゃ感動しました！個人的な感想ですが、wrwrdの皆が過去に戻って夢主ちゃんを救うみたいな展開があったらエモすぎる…次の作品も楽しみにしてます‼️ (2022年11月28日 17時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 狐の巫女さん» ありがとうございます！！語彙力の無さで理解して下さり、嬉しいです！！ (2022年11月5日 18時) (レス) id: 51f19f872f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年10月2日 22時
