No,39 ページ40
sh「……これ、頼まれてたやつ」
gr「あぁ、ご苦労」
tn「オスマン、外交の依頼が来とって」
os「…ん、こっちでやるわ」
em「…どうぞ、お茶」
ci「頂きます」
あの日から、一週間だろうか。
国は、以前よりも活気がなくなった。
正確には、幹部の調子が随分変わってしまった。
ただ普通に仕事をこなして、訓練をして、食べて寝る。
内ゲバも、祝賀会も無い、普通の毎日。
あの問題児と言われていたシャオロンとゾムでさえ、
テンションは低く、大人しくなってしまった。
そう、Aがこの世から去ってからは、
ずっとこの調子だった。
sp「俺達が言う仲間って、何だったんですかね…」
gr「……」
ふとしたショッピの呟きに、誰も答えることが出来なかった。
沈黙だけが、この場を通り過ぎていく。
ht「ロボロ、これがロボロ宛に届いてたよ」
rb「…？」
その沈んだ空気に、ひとらんらんが一通の手紙を持ってきた。
しかも、それはロボロ宛。
＿俺宛…？一体誰から？
今は手紙なんかどうでもいい。
そんな気持ちは、裏に書いてある名前を見て、
一気にどこかへ行ってしまった。
kn「……誰？」
rb「……グルッペン」
gr「何だ？」
グルッペンの名前を口にしたロボロは、
目の前に外出届を突きつける。
rb「ちょっと、行ってきてええか」
gr「……構わん、行ってこい」
kn「だから、誰からやねん」
rb「お前らも来い、ゾム、コネシマ」
zm「え？」
承諾したグルッペンと突っかかるコネシマの横を通り過ぎ、
ロボロは急足で部屋を出た。
そして、言われるがままに後をついてくる二人に
先ほどの手紙を渡す。
kn「……！」
zm「え、……」
それに目を落とした二人は、呆気にとられる。
そんな二人にロボロは言葉を並べる。
rb「何か、行かなきゃアカン気がすんねん」
三人は馬車を出して、とある国まで猛スピードで向かった。
拝啓、ロボロ様
大切なお話があります。
必ず話しておかなければならない事です。
コネシマさんとゾムさんもお連れして、
どうか、我がN国まで足をお運びください。
P.S.N国総統 ぺいんと
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ラム猫。(プロフ) - くろほたるさん» ありがとうございます！実は続編も出そうか悩んでいるので、その時はまた読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月25日 20時) (
レス) id: 02801ed11f (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - 最後はやっぱり彼らの事が大好きだという言葉が見えて満悦です。死後世界組の関係も個人に刺さりまして起承転結全て楽しめました。執筆お疲れ様です！とても面白かったので周回できます！ (2023年1月25日 18時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 感動して頂けたなんて光栄です！なるほど…今作はここで打ち切りの予定でしたが、続編も考えて見ます！ (2022年11月28日 18時) (レス) id: c372fc4406 (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 今更ですが全話読みました、めっちゃ感動しました！個人的な感想ですが、wrwrdの皆が過去に戻って夢主ちゃんを救うみたいな展開があったらエモすぎる…次の作品も楽しみにしてます‼️ (2022年11月28日 17時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 狐の巫女さん» ありがとうございます！！語彙力の無さで理解して下さり、嬉しいです！！ (2022年11月5日 18時) (レス) id: 51f19f872f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年10月2日 22時
